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古代から現代まで!お金と漢字の関連を探る家庭科授業 | お金の授業②

おはようございます。
新しい家庭科のカタチ “KATEIKA STYLE”  ミキメグミです。

もうすぐ新しい貨幣が発行されますね!発行予定日は7月3日で、残り1週間となりました。一万円札、五千円札、千円札のデザインが一新されるとのこと、みなさんは、新しい紙幣を手に取るのが楽しみでしょうか?


お金がない時代の経済活動に欠かせなかったものとは?
お金は私たちの日常生活に欠かせないものですが、太古の昔から、お金は存在したのでしょうか?

日本で貨幣として見つかったもので最も古いのは、1998年の飛鳥池遺跡(奈良県明日香村)の発掘調査で発見された、富本銭(ふほんせん)です。富本銭は、7世紀後半に使用されていましたが、それ以前のお金はまだ確認されていないようで、実際のところはどうであったのか、とても気になります。

では、お金がない時代はどうしていたのでしょうか?
古代の人々は、生活必需品を共有することで経済活動を行なっていました。
その後、物々交換が行われるようになり、市場が形成されたことで貨幣経済が始まりました。

当時、貨幣の代わりとして使用されていたのは、石、米、布、塩、動物の毛、貝殻など。欲しいものを交換していたと考えられています。


お金や経済に関係ある「貝」のつく漢字
皆さんは、貝のつく漢字をいくつ思いつきますか???

興味深いことに、お金に関連する言葉には、「貝」 という漢字が多く使われています。古代中国でお金として使用されていた、子安貝(タカラガイ)の形が元になっています。そのため、お金や経済に関係のある漢字には「貝」が多く使われているのです。

例えば、「買」「貨」「財」「貯」、、、、などなど。
「贔屓」という熟語には、貝がたくさん使われていますね!笑


家庭科の授業で、貝のつく漢字を生徒たちに尋ねてみると、大合唱が始まります。それだけ、お金に関する漢字は身近に存在するということですよね。

貨幣の歴史の片鱗を垣間見ることは、消費生活の理解を一層身近に感じるきっかけになるのではないでしょうか。



今日の授業はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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