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お酒の心理学

1年前までは、飲み会やお酒でストレス発散することが一般常識では当たり前になっていた。しかしコロナになって多くの人が飲み会に行くことがなくなり、家でオンライン飲み会などの言葉が流行るほどになっていた。今回はお酒の面白い実験があったため、紹介する。

これは、仕事中ではとても優しい上司で基本的になんでも丁寧に教えてくれるのに、飲み会になると性格が激変して攻撃してくる人を注目して実験した。よく聞くセリフでいうと「あの人、お酒飲まなかったら、いい人なのに~」とか「本当は優しい人なのに、飲み会では一緒になりたくない」とかである。このお酒で性格が激変する人は本当に優しい性格なのか調べてみる。実験で調査したものはお酒を飲む前と飲んだ後で何が変化するのかである。結果を言うと変化した能力は共感能力だけであった。これはどういうことかというとお酒を飲むと共感能力が下がり、人の話に耳を傾けなくなることである。よく飲み会で酔っ払ったおじさんが渾身のダジャレを言ってすべっているようなことである。その共感能力以外はほとんど変化がないことが分かった。ということはモラルや性格はありのままを示していることになる。よってお酒で性格が悪くなる人というのは実際のところ、それが本性である。また共感能力が下がるため、大切な話や共感能力を必要とするときにはお酒を飲まないほうがしっかり話すことが出来ることも言える。

このように、お酒を飲むことで性格が変わる人はその酔っ払っている時が本性であると考えてよい。今回はお酒でどのような人と付き合ってはいけないのかを話したが、他にもお酒以外の席でも間接的に攻撃してくる人もいる。それはカバートアグレッションである。次回はその人の特徴と対処法を何回かに分けて話していきたい。

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