性と生きるおススメ図書(絵本版幼児~小学低学年)
「だいじだいじ どーこだ」
気軽に読み聞かせできる、性教育スタートブックとしておススメです。
2歳の娘は、パンツ!おちんちん!おまた!と声を上げながら、絵本をみてる時もあります(笑)そんな時は、大人は、子どもが拾い上げそうな反応をしない方が得策です。ふんふん、と適当に相槌うったりうたなかったり、次を読み進めたり、「ん?」と感じた事は、会話をしたりしながら、即興の演劇の掛け合いのように(演劇やったことないくせに(笑))、絵本を読んでいます。
「うちにあかちゃんがうまれるの」
次は、実際に赤ちゃんを迎えるご家庭で特に、おすすめの本です。
実際に、生まれたての赤ちゃんが写っていますので、きょうだいを迎える上のお子さんにとって、「赤ちゃんとはこういう生き物なのか!!」とイメージしやすくなるので、こころの準備ができます。
お子さん自身が、自分がこうやって生まれたのか、と知ることもできます。
「はじめにきいてね、こちょこちょモンキー」
次は境界線(バウンダリー)、パーソナルスペースについてと、同意、についてを感じられるエッセンスがつまっている絵本です。
ここだけの話、私は境界線が自分自身の中でとても明確で、嫌だと言っているのに、それを聞かずに境界線を踏み込んでこられることが、めっっっちゃ嫌いです。なので、こちょこちょモンキーにちょっとイラっとしてしまうんですよーー(笑)。。しつこいぞ!って(笑)。
読み聞かせをするときには、ぜったい、この思いが毛穴から出ているに違いないので、まぁそれは仕方ないとして、なるべく中庸でいられるように心がけています。モンキーが悪いわけではないからね~。
「いいタッチ わるいタッチ」
復刻された良書。とってもおススメです。
いいタッチというものと、わるいタッチというものがあるんだよ。という概念を伝えることができます。その判別の方法は、自分の身体から湧き上がる感情、感覚から決めていいこと、それを大切にすることが、自分を守ることになるよ。という思いを込めて読んでほしいと思っています。ただ、○○がいいタッチで、○○がわるいタッチだと短絡的に覚えてしまうと、だれかとの接触があった時に、いろんな状況、相手との関係性で複雑な事態になってしまった場合(例えばグルーミングなど)、自分の感情を無視したり、蓋をしてしまうかもしれません。
事が起きてしまったときに、本当は自分が傷ついていても、そう判別できなかったり、出来事が正当化されてしまったりして、傷を負ってしまうことになりかねないと思っています。その傷は小さくても大きくても、傷なのです。気づかないと、積み重なっていきやすくなりますね。
「気持ちのほん」
この本は、CAPセンター・JAPAN (子どもへの暴力防止プログラム) | CAPセンター・JAPANでは子どもへの暴力防止プログラムをおこなっています。 (cap-j.net)を日本に紹介した森田ゆりさんが書かれています。
本の後半、おとなに向けた文章があります。ぜひそこを読んでいただきたいです。
感情の言語化は、生きやすさに直結していると思います。よくわからない気持ちがあるままだと、居心地悪くて、なかったことにしたくなりがちです。そして、湧き上がる感情に、良い、悪いはありません。でも、大人は、そこをジャッジしていたり、なかったことにしようとしますね。辛いときに、「つらくても頑張るときだ」。悲しくて泣いていると、「泣くんじゃない!」って。
意外と時間がかかってしまいました(笑)
次は、小学校高学年から中学1,2年、思春期前から思春期入り始めた年代のお子さん向けを紹介予定です。
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