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当たり前のことから復習するDX実行推進Part.3~変化を具体的な形にしよう~

DXの実行する具体的な考え方を整理するnote第三弾です。ここでいったん完結にいたします

今回は前回計画した変化を具体的な形にしたいと思います。
前回書いててすごく長くなってしまったので要点だけ簡潔にしてみました。

今回のポイント

・ユーザーの状態からシステムのインアウトを決める
・システムのインアウトから画面の構成を決める

目次

1 ユーザーの状態変化を定義する
2 システムの動きを決める

1ユーザーの状態変化を定義する

前回は優先順位をつけて変化を計画しました
その次は手始めに行う内容を具体的な形にするために、改めてユーザーの行動や状態を考慮しシステムを使う前後でどう変わればいいのかを改めて定義します。
ここでいう行動や状態というのは、この作業をやりたいという要求や、わかっている内容(=入力できる内容)とわかっていない内容(=入力できない内容)はなんなのかを明確にすることです。
状態変化はAS-ISとTO-BEの考え方で組み立てていけると思うので、以下のポイントをもとに整理していき、システムのインプットアウトプットを決めていきましょう。

  • システムを使う目的は?(何がしたいのか、どんな情報が欲しいのか)

  • システムを使う前に知っている情報は?

  • 目的を果たすためにはどうなればいいのか?(手続きを進めるのか、欲しい情報を提供するのか)

  • ユーザーのモチベーションは高いか低いか?(低いほどシステムを触る時間等を少なくしないといけないとか)

上記を整理し、ユーザーがシステムを使い始める状態からいったん作業が完了した状態でを明確にし、システムが行うことを定義して次に進みましょう

この段階の成果物としては状態遷移図やDFDが出来ていると後の見通しが立てやすいと思います。

2システムの動きを決める

次にシステムのインアウトから、システムが処理する流れを決めていきます。
前段でシステムを使い始める状態と使い終わった状態を定義できましたが、それをボタンワンクリックで実現できるシステムはありえません。条件分岐や複数の処理(フロントだけでなくバックも)を行って実現することになるので、システムでどのような順番でその処理を行うのか整理することが大切です。
整理のポイントとしては以下のことに注意するといいでしょう

  • ユーザーが使うインターフェイス(主に画面のUI)において、ユーザーの作業の負担は重くないか

  • スタートからゴールまでどのような条件分岐がありえるのか

  • 処理に必要なシステムや情報は何があるのか

上記の整理を終えるとエンジニアやデザイナーと具体的にどういう形にしていくのか話をして意見と認識をすり合わせて設計開発をすすめていけるのではないかと思います。
開発周りの話は現場によってさまざまだと思うので今回は割愛します

システムの動きを整理する成果物として、アクティビティ図、シーケンス図などのデータの流れや状態の変化を明確にするフレームワークや、実際にUIに必要な要素を並べるワイヤーなどを作っているといいかと思います。

まとめ

最後のパートがかなり雑になってしまいましたが、重要なポイントだけまとめれたのでよかったのかもしれないと思っております

基本的にはpart1で扱ったチームで協力すること、アウトプットの目的を持つことを意識して進めていけば今までより先の見えるDXを推進できるのではなかと思います。


あとがき

個人的に秋から忙しくなり年内にしっかりまとめる予定だったのですがかなわず、悔しい思いがあります
年も明けいい区切りなので、今後はもう少し定期的に考えていることをアウトプットしていきたいと思います。。。

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