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『アキラとあきら』を観に映画館へ

どうも、てっさいです。

池井戸潤先生・原作の新作映画がまた公開されました。
『半沢直樹』の大ヒットから先生の作品は引っ張りだこです。
そして映像化するとやはり面白い。

今回の『アキラとあきら』はタイトルの通り、二人のあきらが出てきます。
二人は幼少期、真逆の人生を歩みます。
アキラは資産家の家に生まれ、お金はあるが人に恵まれない。
逆にあきらは貧乏な家に生まれるが、人に恵まれて育っていく。
二人は同期で銀行員になり、お互い認め合いライバルとなり、そして最後は二人の力を合わせて、困難に向かっていく。

『アキラとあきら』は池井戸先生の作品の中でも、特に好きな作品です。
二人の幼少期から描かれており、アキラとあきらがどう成長し、今に至ったのかよくわかり、共感出来ます。
人生に翻弄されながらも、戦っていく二人の姿には、架空の話とはいえ、励まされている感じすらします。
二人の友情とはまた違う、実力を認め合った信頼関係。グッときますよ。

原作はどちらかと言えば資産家のアキラがメインの印象でしたが、映画ではあきらをメインにしています。
二時間の映画として観る分には申し分ない出来でした。面白かった。
ただ原作は上下巻(集英社文庫)あり、ドラマ版では9話まである『アキラとあきら』なので、省略している部分が大分あります。
この映画を鑑賞して面白いと思った人はぜひ原作を読んでいただきたい。
原作の方がエピソードが多く、満足度は高いと思います。
池井戸先生の作品はピンチの時間が長いほど、カタルシスはやはり大きいのです。
この映画は『アキラとあきら』のダイジェスト版だと思って楽しんだら良いと思います。
私は楽しめました。


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