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2020年度の総括と2021年度の目標  総括版

さて、私は仕事においては3月末を一区切りとしている。これは多くの仕事が行政系の仕事であることに由来する。

今年度を振り返って、どんな仕事をしてきたかを反省し、来年の取り組みに対しての抱負を述べたいと思う。

2020年総括(ちなみに決算的には当初予定の売上の)95%達成)

①会社立ち上げました
ふるさと納税サイトを立ち上げました。

コロナのせいでいろいろ遅れましたが、地域限定という新しいジャンルのふるさと納税郷を立ち上げました。出資もしてます。
なぜこういうことをしたかというと、現状のふるさと納税はただの「ショッピングモール化」して、一部の特産品(肉とか魚)が潤沢な地域のみに寄付が集中するという仕組みになっていること。もっと、その地域のファンづくりを目指したい。そういう思いで、地域の特産品紹介だけでなく、その地域のファンを増やすためのメディア運営も含めて取り組みを始めています。まだまだ成長途上ではありますが、瀬戸内エリアのファンを増やしていきます。ちなみに私も瀬戸内に面したエリアに住んでもう10年以上です(兵庫県尼崎市)。


②農林漁業の営業代行

なんだかんだでこれが一番収益源だったのですが、この仕事をやることによって、後述の③仕事においてもいい影響があった。とある農産物をスーパーマーケットに売り込む仕事なのだが、売れ行きのヒアリング、新商品の提案、数量価格交渉など、、、私はかつて阪急百貨店の食品部であったが、「提案を受けるほう」「お客様に接する側」としての経験は高いが、では農家側として、卸側としての経験をみっちりと積むことができたことが大きな糧となった。その中で、スーパーマーケットや大手商社の理不尽さや身勝手さにいかり震えることも多々あったが、これをどう変えていけるかという自分の中でのモチベーションアップと洞察力、想像力の強化には非常に役に立った。
今月、古巣阪急百貨店にとある企画を提案し、成約もできたので、来年度はどこかの売り場にちょっとお邪魔するかもしれません。


③農水産業コンサルティング

6次産業化エグゼクティブプランナーに認定された。

商品開発支援や販路拡大支援等を目的とした農業コンサルタントである、6次産業化プランナーの中でも、特に、農業者漁業者の経営全体を見据えながら、どういう課題をどう解決していくかの道筋を含めて考え、様々なネットワークを駆使して適宜解決のためのチームを組んでいく立場の人である。12名が2020年度は認定されているので、鬼滅のブームにのっかって「12鬼月の下限の5か6」と勝手に名乗っているが。
大阪、大分、和歌山の農漁業者の方と一つ一つの課題を解きほぐしながら、成長に向けてのステップをともに取り組んでいきつつある。
これとは別に兵庫県が独自で設定した「兵庫県マーケティングアドバイザー」でもあるので、兵庫県内の3つの農業者に対して課題解決のために取り組んだ。来年はそのうち2つの事業者としっかりと取り組むつもり。私的に。
このほか、愛媛県、千葉県銚子市においても商業者の方々への経営指南を行った。銚子市は来年も行けるかなー。

④大学講師

2つの大学での講師として、フードマーケティングとフードツーリズムの講座を担当。今年はオンラインだったので、学生に対して十分にフォローができたかどうか、、、大学側も手探りの部分が多かったとはいえ、これはなかなか厳しい状況だった。その中でも、3名ほどの学生はとても理解が早いだけでなく、「自分で考える力」をつけてくれたと確信。この割合を増やしていくことを、単体の授業内でもどうやって行けるか。来年は1つ大学(3コマ)増えるのだけど。


⑤まちづくりの仕事

福岡県岡垣町における活性化計画立案のための現地調査・ヒアリングとともに、方向性の提示のお仕事
。現地ヒアリングでは、福岡県内や食の業界でなお知られている社長と対峙して実りあるディスカッションができた。そこでのディスカッションがあまりによかったため(自画自賛ではなく本当に)行政担当課長からとても信頼されて、来年度のお仕事にもつながった。業務自体は某S社が長年にわたって取り組んでいたからこそのお陰である。この場を借りてS社様には感謝申し上げたい。
毎年やっている「兵庫県人間サイズのまちづくり賞」審査員としての活動も、コロナ禍でだいぶ制限された中でのヒアリングや選考ではあったが、今年も素晴らしい県内の活動事業者様にお会いすることができた。こういう市民活動があるのが兵庫県の良いところである。外部から無理やりパ●ナとかもってこなくてもいい。
あと、尼崎市の都市計画審議員として会議にちょいちょい出てます。来年までが任期。

⑥各種講演

・福島県において農林水産業者向けに「コロナ時代の地産地消」全3回
・スーパーマーケットトレードショー バイヤー大学において「おもしろい魚売り場を作るには」食一田中社長と共同で開催
・岐阜県において農業者向けに「コロナ時代の販売戦略」
・奈良県農業大学において「農・食産業で活躍するためのキャリアビジョンの描き方」
・OBPまなれぼにおいて、「ブルーオーシャン戦略」「noteの書き方講座」などなど
・某大学OB会主催の現役大学生向け講座で、兵庫県選出国会議員を地方活性化に関するディスカッション
・徳島県富岡西高校において「料理の手順で学ぶプログラミング思考」の講演実施。オンラインだったのでなかなかうまくいかず、、、どこかでリベンジしたい。

⑦メディア関連

楽天農むすび、JBpressでいくつかの記事を書かせていただいた。どれも評価がよく安心している。情報をいかに処理するかが大切になっていく世の中。様々な人から頼りにされる情報発信の源でありたい。そのために、物事の本質を見極める目をもっとレベルアップしていかなきゃと思う。
その流れで、週刊プレイボーイに初めて名前とコメントが載る。定期的に仕事がもらえるように頑張って、グラビアアイドルとなんか仕事したい。


⑧その他

12月に和歌山県高野山で「高野山の自然環境や歴史を活かしたメンタルヘルスツーリズム」を企画し、実行することができたが、モニターツアー全3回のうちコロナで2回は中止、、、しかし、これを軸にして、今後メンタルヘルスツーリズムの展開を広げて行けそうです。

とある不動産事業者のECサイト作成の仕事を受注、ちょっとバタついたが無事リリース。複数の生産者が作ったものを自分のECサイトで販売する(しかもカラーミーで)、ということをしている人がいたら声かけてください。伝票やり取りが楽になる仕組みを持ってます。


ますます何屋さんか分からなくなってますが、複雑化する現代の課題を解決するには、1点から考えるのではなく、その全体構造を理解し、ほぐして、解決していく、変えていく力が必要になります。農業の課題を農業の知識だけでは解決できない、地方活性化は地方だけの課題ではない(だから東京からの目線だけでは絶対解決しない)、そういう時代に即した仕事の仕方だと思っています。

次回の記事は2021年抱負。

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