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唯一無二の仕事とは

今日は投稿時間が割と遅くなってしまったので、最近よく考えていることを言語化してから寝ようと思う。

今日、私は200枚の箱の展開図を切った。ゲーミングボックスのサンプルの依頼が50個きたので、計四種の箱のパーツを大量に切っていた。 

そして思った。大学ではデザインを専攻し、常に人の思いを形にすることに全力をそそいできたのに対し、5月にこの仕事についてから、箱しか切っていない。そして二ヶ月がたった。

私は確かに危機感を感じていた。この星に生まれ、ものを作る楽しさを授けてもらったからには、私にしかできないものを作って死にたい。私がこの世界に生きていた証を残したい。唯一無二の仕事がしたい、と。

今この仕事は、誰でもできる仕事かと聞かれたら違う。日本に生まれ日本人の親を持った私がアメリカに一人で渡り、アメリカで働けている。その事実にまず感謝する。でも私はそこで満足はできないと思うのだ。私が学んだのは、紙をひたすら切ることだけではない。

ここで受け取れる限りのものを吸収し、私にしかできない方法で世界に還元していきたい。私にしかできない仕事がしたいな、と、日々思って仕事をしている。

人の思いを形にすること、デザインやアイデアで誰かの日々を変えるのに、本当は地位も名誉もデスクもパソコンもいらないのだ。

漠然とした希望や夢ではなく、この星の人間は具体化を求めてくるものなのだろうが、私はあえてそこから始めたい。general to specificと、私の大好きな教授がよく言っていた。メッセージをデザインに込めることの素晴らしさときらめきを、ずっと心に持っていたい。

私達次第で、この世界はいくらでも変わる。

それを忘れたくはない。

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