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わたしの仕事について

今日はとても長いブログです。

わたしがセラピストを卒業し、カウンセリングをしていこうと思った理由、その思いを綴っています。

長くなりますが、よろしければお付き合いください。


腸もみセラピーをやめた理由

わたしはこれまで、長い期間、腸もみセラピストとしてたくさんの方々のからだに触れてきました。

それぞれに悩みを抱えておられます。

便秘だったり、過敏性腸症候群だったり、冷え性だったり、ダイエットだったり。

いろんな目的をもって「腸もみセラピー」を選んで、わたしの元へと足を運んでくださいました。

わたしはそのお一人お一人に向き合い、セラピストとしての技術とともに、日常生活のアドバイス、カウンセリングを提供してきました。

その結果、調子がよくなった方もそうでない方もおられました。

良くなる人とならない人の差は何なのか。

それがわたしには大きな課題でした。


そして気が付いたのです。

人のからだの悩みの奥には、その人の人生そのものが隠れていることを。

考え方や生き方・在り方に大きな変化が生まれた人は、調子がよくなっていかれる。

その変化を起こすことが叶わなかった人は、たとえその場は良くなったとしてもまた同じことを繰り返す、またはほかの不調を起こす、ということを。


これはおなかの悩みだけではありません。

健康の悩み、家族・対人関係の悩み、お金・仕事の悩み。

すべてにおいて、目の前の悩み解決にだけ注視していても、根本的には何も変わらない。

時期が経てばまた同じような悩みが繰り返されたり、別のテーマで根本が同じ悩みが生まれたりするのです。


ここに気づいたわたしは、真摯に腸もみセラピーに向き合えなくなりました。

その奥に隠れている本質、その人の考え方・生き方にまで触れて、根本的に「楽に生きる」方法を手に入れてほしい。

そのためには「腸もみセラピー」という入り口がわたしには邪魔になったのです。


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入り口を設けたがために、その入り口から入った人は当面の悩みの解決にしか興味を持てませんから。

本質に触れるところまで自分を深堀りするまでに至らないのです。

「ここまできて。ご自分の奥の奥までたどり着いて。」

といくらわたしが訴えたところで、入り口付近の悩みの周りをグルグルされる方が大半なのです。


ええ、それを「商売」「ビジネス」と捉えるのなら、その方がわたしにとっては都合がいいのでしょう。

グルグルしてくれている人の方が、何度も足を運んでくれるのですから。

でもわたしはそんなことをしたくない。

本当に楽になってほしいし、もっと自分の素晴らしさに気づいてほしい。

その人の根本の問題がこんなにもはっきりとわたしには見えているのに、表面上の悩みの上で迷われていることを「利用」することはしたくない。


だから「腸もみセラピー」という入り口をなくしました。

それが「下手な商売」なことは重々わかっています。

わかっていながら、入り口を取っ払ったのです。

最初から「あなたの本質に触れてください」と訴えるために。

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ですが、決してこれまでわたしがしてきた腸もみセラピーというものを否定しているのではありません。

人の心とからだにとって腸のケアがとっても大切なんだってことは確信を持っています。

それを踏まえてもっとずっと上手にお客様のからだや心と向き合えるセラピストさんはおられます。

ご自分のからだに向き合いたい希望を持たれている方は、不器用にお客様のからだと向き合えないわたしより、もっと素敵なセラピストさんと出会ってもらえばいいと思っています。


〇〇専門カウンセラー…?

そして選んだ道はカウンセラー。

そうです、そこにももちろん「入り口」があった方がいいのです。

〇〇問題専門カウンセラーという「入り口」があった方が、とっつきやすいに決まってますから。

わたしなら「うつ病専門カウンセラー」や「健康問題専門カウンセラー」、「一人起業専門カウンセラー」あたりなら提供できる手法をたくさん持っているジャンルですから、そこから始めればいいのです。

それが「ビジネス」としてカウンセラーをしていく王道ですから。


でもこれをやってしまうと、結局同じこと。

目の前の悩みを解決するだけの人になってしまう。

やりたくなかった「グルグルする人」をまた生んでしまう。

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だからカウンセラーとしても入口は作りたくない。

その人すべてに本気で向き合いたい。

いわば「〇〇さん専門カウンセラー」でありたいのです。

目の前の問題だけでなく、心を楽にしてこれからの人生を楽しんで生きていける方法を見つけてほしいのです。


わたしは、自分に価値を見出せない人生を40年過ごし、10年かけて修正しました。

こんなに時間をかける必要がありますか?

自分の意志で自分の足で、自分の人生を歩める時間って、そんなに長くはないのです。

その貴重な時間を、グルグルに費やす必要がありますか?


もちろん、わたしの人生が無駄だったとは思いません。

長い長いグルグルをしたからこそ、知ったこと、得たこと、提供できることがたくさんあります。

でも、みんなみんながこんな遠回りをする必要はないと思うのです。

もしかしたら、気づかないまま人生を終える人もたくさんいるかもしれないのに。

気づけたらうんと楽になれるのに。

楽になれる方法を知っているんだから伝えたい。

それが、わたしが入り口のないカウンセリングをしたい理由です。


有償でカウンセラーをする理由

そこまで「下手な商売」をするのなら、もういっそ仕事としてお金をいただいてサービスを提供することをやめた方がいいのかもしれません。

それもわかっています。

無償であれ有料であれ、わたしがそのクライアントに費やすエネルギーの量は変わりはないのです。

正直なところ、どっちでもいいのです。


ですが、お金を払うということは、それはわたしが提供するカウンセリングに対する対価なのではなく、クライアントが自分の価値に向けて支払うものだと思うのです。

無償でカウンセリングを受ける時の気持ちと、高額の対価を払ってカウンセリングを受ける時の覚悟は大きく違います。

自分の人生を見つめるために費やす時間とお金に価値を与えるための価格だと思うのです。


だからちょっと無理をしてでも、負荷をかけてお金を払ってカウンセリングを受けてもらった方がいいと考え、あえて高額の設定をしたのです。

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入り口もないのに高額な対価を求めるカウンセリング。

こんなのうまくいくわけがない。

少しでもビジネスをかじった人間なら、誰もがそう思うでしょう。

「下手な商売」です。


でもやりたくない「うまい商売」を何度も何度も試行錯誤してトライしてきて、どうしてもしっくりこなかったんです。

だから、徹底的に自分のやりたいことに正々堂々とぶつかってみることにしました。


ただただこの思いがきっと必要な人に届くことだけを信じて。

たった一度きりの人生を、心を楽に持って自分らしく生きる人が一人でも増えてほしいから。

あなたが笑顔で幸せに生きることが何よりも大切なんだってことを知ってほしいから。

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事前に詳しい情報を知りたい、どんな人がどんな風に向き合ってくれるのか知りたい、という方への「入り口」は用意しています。

こちらをご利用ください。

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