手をかけてもらった記憶
久しぶりに子どもたちと保育園の卒園アルバムを見ました。
うちの子どもたちが通っていた保育園はとても手作り感のある保育園で、なんと卒園アルバムも手作りなんです。
子どもたちが似顔絵を描いた画用紙をラミネート加工して表紙にし、すべてのページは色画用紙に先生が一枚ずつ写真を切り貼りしてくれていて、数枚の写真には手書きのメッセージコメントまで入っています。
これを全卒園児分、20名以上いたと思います。
ひとつひとつ丁寧に作ってくださっていたことを思うと…
先生方のご尽力には本当に頭が下がります。
子どもたちも大人になった今、そのアルバムを見るにつけてもそのすごさがじわじわ伝わってくるようで、どれほど自分たちが手をかけてもらったかが身に染みている様子です。
そして、写真に残されている思い出の中にもすべて、先生方の子どもたちを楽しませようという工夫が見受けられるのも大切な思い出として残っているようで、とっても細かい思い出話をたくさんしてくれました。
こうして残っている先生方の仕事の数々が、いつまでたってもわたしたち親子の中に色鮮やかに刻まれていること、本当に本当にありがたいです。
小さい時の思い出って子どもたちはあんまり覚えてなくて、親としてはいろんなことをしたのに残ってないな…と寂しく思うこともあるのですが。
こうして改めてみると、しっかりと手をかけてもらったことは心に沁みついているんだな、と思えます。
愛された、大切にされた記憶は小さな断片として刻まれている。
表面上はわからなくても、確実に子どもたちの人格の中に組み込まれている。
親子で楽しい時間を過ごした久しぶりのアルバムタイム。
心の奥があたたかくなった素敵な時間でした。
お世話になった先生方。
わたしたちに手をかけてくれて、本当に本当にありがとう。
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