[打ち切り漫画シリーズ]饅獣VSパティシエ!【血風麻草編】
「ホゲー!」
ジジイの腹を裂いて饅頭が転がり出す!
時は平成、場所は麻草!饅頭屋「激旨堂」は地元の誇る名店!しかし!斜向かいに立った洋菓子屋「シャルルマーニュ」により売り上げは暴落した!
怒り狂った77代目美味屋旨旨(85)は黒魔術師と共に2年の歳月をかけ闇の餡子─闇子─を生み出す!これを包んだ饅頭は闇の力により凶獣化!饅獣となったのだ!激旨堂は手懐けようと策を弄すも狂った獣には無意味!饅獣は意を介さず職人を全員惨殺した!
事態を鑑みた旨旨は千匹余りの饅頭と共に工房を封鎖!しかし、獣は抜け出し麻草を魔窟へと変貌させたのだった……。
「ギェーー!おじーちゃん!」
孫娘のタミコはジジイの突然死に絶叫!声を聞きつけた饅獣が牙を剥く!絶体絶命!その時!
SMAAAAAAAAAAAAAAASH!!!
獣は両断!石畳に埋まる斧の先には岩と見紛う筋骨隆々の漢。コック姿がミスマッチだった。
「あなたは…?」
「俺はメルシー・ボーノ。しがない近所のパティシエさ。」
(続く)
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