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刀の登録証で見る忘れやすい旧漢数字

刀の登録証を見た時に地味に読み方を忘れてしまいがちな漢字があります。
それが以下の2つ。

これは「昭和37年9月26日」と書いてあります。
つまり、

「廿」→「二十」
「卅」→「三十」

因みに、「四十」もあるそうです。
登録証で見かけるか分かりませんが。

「卌」→「四十」

「十、廿、卅、卌」こう並べて見ると、十という字をベースに「縦線」の数を数えればわかりますね。

以上、時々忘れてしまう旧漢数字のちょっとした覚え方でした。
因みに昭和26年3月(昭和廿六年三月)登録の物は、大名登録などと呼ばれ、オークションなどでは時々売り文句にされていますが、まぁ刀屋さんでは聞いた事ありません。
なぜそう呼ばれるようになったのかといえば、現在の登録証の制度がスタートした当初、登録に行くとGHQが刀を没収してしまうという噂が流れたようで登録数がなかなか伸びず、まずは大名家などに率先して登録してもらう事で他の人々の不安を払拭したという狙いがあったようです。
その為に昭和26年3月登録の物には大名家登録のものが多い可能性が高いとされているようです。
が、だからと言って良い物ばかりという事は当然無いので、そこで良し悪しを判断せずに刀身や茎を見て判断するようにしましょう。


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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