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愛刀紹介③刀 堀川国広

愛刀紹介③は堀川国広です。
この前の展示会でも展示させて頂き多くの方に見て頂きました。
刀って綺麗なんだ、という事が多くの人に伝わって良かったです。
伊藤家の家臣としても、多くの優秀な弟子を育て上げた名工としても活躍した国広は84歳でその生涯を終える事になります。

①堀川国広とは

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国広はもと伊藤家に仕えた武士で、伊藤家没落後、諸国を遍歴しつつ作刀技術を磨き各地で鍛刀しました。
本名は田中金太郎。
1599年に京の一条堀川に定住して作刀に専念。
自身もさることながら、後に刀史に多大な功績を残す多くの優秀な門弟を育て上げ84歳でその生涯を終えます。

堀川定住以前の作を「天正打ち」、定住後の作を「慶長打ち」と呼び区別されています。
天正打ちは末相州や末関物風の白けた作風に対して、慶長打ちになると正宗や行光、貞宗、志津など相州上工を範とした作風が増え、刃も明るく冴えるようになります。

【著名作 】
天正打ち: 山姥切国広、山伏国広
慶長打ち: 加藤国広、堀部国広


②姿


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