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娘4歳、ついに刀鑑賞する。

長女も早いもので4歳と半分位になりました。
4歳になってからは時々鉄鐔を磨きたい!といって手伝ってくれていたりなどしていました。
こちらから頼んでいるわけではないのですが鐔も綺麗になるので助かります。

そんな娘が昨日ついに「刀持ってみたい!」と発しました。

父は嬉しい!
部屋に刀を飾り続けてきた効果ではないか?と勝手に思っている。

子供が何歳位になったら刀を見せようか?と悩んでいる愛刀家の方は多そうな気もしますが、我が家の場合は娘が刀を持ってみたいと自主的に言ってきた時に見せようと考えていました。
大体6歳位かな~なんて思っていたものの、思いのほか早く言ってきたので安全面などを考え見せて良いものか?と少し悩む。
しかし、包丁なども既に使って料理の手伝いもしてくれていたり、慎重な性格なので大丈夫だろうと思い見せる事に。

・いざ真剣!

「これが○○の為に作った刀だよ、大きくなったらあげるね」といって白鞘袋に入ったままの状態の短刀を手渡す。
受け取ってニヤニヤしながら「振り回していい?!」なんてやんちゃな事を言い出したので「絶対駄目」と一言告げる。
その後、本物の刀は切れて怪我するから振りまわすと危険であること、見る時は一度礼をしてから見るんだよと伝えると、なぜか刀を両手で持ち「よろしくお願いします!」と大声で一言。

因みに見終わった後はありがとうございましたって気持ちを込めてもう一度礼をするんだよ、と伝えると「ありがとうございましたー!!」と甲子園なみの大声を発する。
近所迷惑だからやめなさい…。

白鞘袋をほどくと、今度は鞘から抜いてみたいと言い始めました。
これは4歳がするには結構難易度が高い(鯉口を切る際に勢い余って怪我をしてしまったり刀身を真っすぐ抜かないと刀身にヒケ疵がついてしまうなど)と感じたので一緒にやってみる?と聞くと「パパやって」と言うので、もっと大きくなったら一人でやってもらおうと思います。

そしていざ鑑賞へ。
立っていると危ないので正座させました。(正座は足を刺す恐れが無いのでそういった意味でも安心です)

鑑賞中は唾が飛んで刀身に付くと刀が錆びてしまうので話さないようにと伝えると終始無言で眺めていました。
気が付けば大人にするような説明を4歳にしていたわけで、難しい事もあったとは思いますがしっかりと聞いてくれてありがたい。

キラキラしてて綺麗でしょ?と聞くと「うん。」と一言。


・終わりに

という事で娘の初めての刀鑑賞でした。
このまま刀が好きな子に育ってくれたら嬉しいのですが^^;
いずれ大きな刀も手に取って見せてあげたいな~と思いつつ、重くもあるのでこちらはまだまだ先になりそうです。

因みに4歳に刀を持たせる事の賛否はあると思いますが、刀がどういう物なのかしっかり説明した上で監督下のもと怪我しないよう注意して持たせています。
その辺のYoutuberより遥かに刀の扱いは丁寧でしたよ。
プラスチックの刀でチャンバラするのも楽しいけれど、早いうちから本物に触れるというのも貴重な経験になるかもしれない。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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