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「ひかり拓本」は底銘の解読や、鐔の紋様の解読に有効なのか試してみた

「ひかり拓本」は、石に刻まれた文字や文様に対し様々な角度から光を照射、撮影してできた影から画像を合成する技術で、以下の様な石碑に残された貴重なメッセージを守り伝えていくプロジェクトとの事です。
2022年10月5日から2か月間に渡ってクラウドファンディングを実施し、359名から総額653万円の支援を得て達成。
アプリが開発されダウンロードが出来るようになりました。


必要なのはスマホと光源のみで、5~10分程で撮影、作成できるとの事。

(画像出典:奈良文化財研究所 ひかり拓本プロジェクト


そこで思いました。
このアプリは日本刀の茎に残った底銘(銘はあるけど読めないもの)の解読や、鐔に施された紋様の解読に使えるのではないか?と。
実は先日手に入れた剣に底銘が見えるのです。[
しかし何と書いてあるか読めません。

という事で早速800円払って解読を試みてみました。

解読は出来たのでしょうか…?!
そして折角なので紋様が判然としない以下の埋忠鐔にも試してみました。
結果や如何に…!


①底銘の解読に「ひかり拓本」を使ってみた

撮るときはスマホを固定して、光源だけを様々な角度から茎に対して当てます。雑ではありますが以下のようにセッティングして見ました。

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