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いい加減、刀剣女子というワードは使わない方が良いですよ。

「刀剣女子」というワードを未だに時々雑誌やメディアなどで使われているのを見かけますが、あまり使わない方が良いかと。
刀が好きな人達、もしくは刀を持っている人であれば愛刀家と呼べば良いのではないでしょうか。
あえて性差を持ち込む呼び方をする必要は無いと思います。

当初は刀と女性という組み合わせが珍しい事から刀剣女子という短いワードでインパクトを作れる言葉をメディアが好んで使用したのだと思います。
確かに伝わりやすく、一般大衆の興味を引けたかもしれない。でも今はこの数年でテレビを始め様々な媒体で刀剣女子というワードは認知されてるので、特段目新しさはない。

一方でそのワードが広がった事で美術館で刀を見ている女性がいればなりふり構わず刀剣女子と言ったりする人もいます。
業界の人も刀剣女子という言葉を使う人はまだまだ多い。
それらの人が悪気があって使っているわけではない事はわかりますが、この呼ばれ方を嫌う人も多い事を忘れてはいけない。(因みに歴女とかも同じ。)
理由は想像に容易いと思うが、分からない人は以下を見れば分かるかと。

そもそも好きになる事や物に性別は関係無いはずが、そこに性差を持ち出して「男性らしくない」「女性らしくない」と他人の物差しを一方的に押し込むような感覚を与えるワードはどうかと思います。
人によっては気にしなければ良いだけでは?という人も多いかもしれない。

しかし貴方はどうであれそれを気にする人がいるのは事実。刀剣女子としか呼びようが無いならまだしも、それ以外の表現方法はいくらでもあり、そちらを使えば誰も嫌な思いをしないのであればそちらを選べば良いだけの話ではないか?

細かい話に聞こえる人もいるかもしれませんが、そうゆう配慮が少しづつ増えると個人的には嬉しく思います。
刀は特定の者の人の為のものではないし、真面目に刀を知りたい、勉強したい人は男性女性問わず沢山いるので。
刀の業界は他の美術界隈に比べても大きくないと聞いた事がありますが、その世界を楽しもうとする数少ない刀好きの人達の中ではせめて特定の誰かが嫌な思いをすることなく各々が各々のペースで気持ち良く楽しめる世界になっていると良いなと思います。
とまぁ…綺麗事かもしれないですね。

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