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古金工 菊花透鐔①

この鐔を初めて見つけたのは9ヵ月前、とある刀剣店のサイトであった。
古い鐔に興味を持ち始めた頃で、サイトを色々探しまわって気になった鐔をまとめていた事がありそれをブログに書いたりもしていた。

これを書いてから7ヵ月位経った時だったか。
ブログ執筆時は売約済となっていたこの鐔であるが刀剣店を訪れ刀展示ケースの打ち合わせが終わった後に「古金工系の鐔ありますか?」と話をしたところ3枚程見せて頂けたのですが、その中になんと欲しいと思い続けていた鐔があり衝撃を受ける。
たまたま出戻りしていた(売った物が戻ってきていた)というのです。
私自身その刀剣店にはあまり行った事が無く、今回もおそらく1年近く行っていなかったような気がするのでそのタイミングでたまたま出戻りしていたというのは奇跡に近く、運命を感じずにはいられません。

これは来るべくして来ている。
欲しいと願いどんなにあがいても避けて逃げていくように感じる品もあれば、今回のように偶然が偶然を呼んで手元に飛び込んでくる品もある。
縁とはそういうものな気がしているので即購入を決断。
そしてようやくじっくり鑑賞出来たのでブログに所感などをまとめようと思います。

縦77㎜、横72㎜、厚み切羽台で8㎜、耳で9㎜

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