刀を何振り所持するのが自分にとってベストなのか？

皆さんは刀を所持するとしたら何振り位持ちたいなどありますでしょうか？

「とりあえず1振だけあれば充分」

そうですね、私も最初はそう思っていました。
1振を永遠と買い替えていくスタイルで常に手元には1振だけある状態にする。そんな生活をイメージしていました。
…最初は。
ですが買ってみるとそこで止まらないのが刀。
いや自分自身の欲深さというもの…。

そこで次に疑問になるのが、一体何振持つのが自分にとってベストなのかという事。
世の中には1人で50振以上所持されている方も結構います。
中には1万振近く所持されている方も（汗）

これは当然その人の住宅環境や生活スタイルによっても変わる、つまり人によるので、今回の記事はあくまで私の個人意見として読んでください。

①今の私の環境

今私は刀3振と短刀2振を所持していて、部屋は6畳の狭い部屋です。
部屋の詳細は以下をご覧ください。

なので鑑賞時に刀を何振も並べるスペースがありません。
鑑賞時は床に正座して疲れたら赤い生地の上に刀を置いています。
（そのため狭い部屋でも刀を楽しめる工夫という事で展示ケース作りを始めたのもあります）

②そんな環境の人が楽しめるベストな刀の数

まず大きな家に住んでいる人の事は分かりません。
6畳の部屋にまさか50振以上置いている人はいないでしょう。（商売されている方を除いて）
もしいらっしゃれば部屋といういうより武器庫ですね。
それだけ持っている人は得てして部屋も大きいです。

という事で私と似たような生活環境にいる方、つまり6畳くらいの狭い部屋で生活している方は、個人的には2振程度持つのが丁度よく、3振が限界かなと感じます。
理由は以下です。

・理由

1振→もっと色々な刀が欲しい欲が出てきて満たされなくなる
2振→気分によって見たい刀を見分けられる。2振であれば1振にかける鑑賞時間を減らす事なくじっくり見れる
3振→毎日観ようと思うと時間と体力的に1振見ない刀がではじめる。1~2振を日ごとに回して見ていく感じになる
4～5振→数日間手に取らない刀が出てくる。1振あたりにかける鑑賞時間が減り始める。ABCDEという刀がある場合、以下のようにばらつきが出る。
1日目：AB
2日目：ABC
3日目：AD
4日目：BC
5日目：ADE
6日目：A

4〜5振あると例えば5日間位見ない刀が出てくるわけです。
1日に5振全部見ようとすると体力的に辛いので、結局3振位に絞られてきます。

いやいや美術館では20振見ても疲れないし私は若い&体力もあるから余裕！と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしそれは見やすいように美術館側が時間を掛けて飾ってくれているからです。
20振を白鞘袋から出して白鞘を払って…というのを毎日繰り返すなんて時間的にも体力的にも不可能です。
その作業が出来るのは精々1日に3振程度が限界だと思うのです。1振10分見ても30分掛かります。
なので、50振持っている方がどの位の頻度で一振りの刀をどのくらい時間をかけて見ているのかには凄く興味があります。
予想ではその中でお気に入りの刀が3〜5振位に絞られてそれらを回して見ているのでは無いか（他の刀は数か月～半年に1度出すかどうか）と予想していますがどうでしょう？
いやいや違うよ、という意見お待ちしております。

③終わりに

私は製作した展示ケースに刀を入れており白鞘を払う手間は必要ない為、
一応毎日5振全てを見る事が出来ています。

…が、それはガラス越しに刀を「見る」話。
今回書いた話はあくまで手に取って刀を「観る」時に楽しめる限界数の話として書きました。

ちなみに刀は自分の所有欲をセーブしないとどんどん増殖していきます。
時々「刀を買う意味」について考える事があります。
それは、自分のものになるというよりも、あくまで長い歴史の中でその刀を所有する（レンタルする）権利を買っているのだということ。
そう考えるとは少し頭が冷めます。
どうしても欲しい時、例えば100万円払ってまでレンタルしたいかと思えるかどうかを考えて気持ちを抑えたりしています。
皆さんはいかがでしょうか。
欲しくてたまらない時の良い心の鎮め方があれば是非教えてください^^

今回も読んで下さりありがとうございました！
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それでは皆様良き御刀ライフを～！