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【倶利迦羅不動寺】オリジナル刀展示ケース製作日記⑤ 薙刀展示
倶利迦羅不動寺さん所蔵の薙刀といえばこちら。
登録は薙刀ですが刀身は通常の刀のようになっています。(長刀)
通常の刀で茎がやたらに長い姿を想像頂ければ良いかと。
「目で観る刀の教科書」展では部分研磨で展示されていました。
不動寺の薙刀
— 倶利迦羅不動寺(倶利伽羅不動寺) (@Kurikara_fudou) November 16, 2018
目で観る刀の教科書展で展示されていた薙刀です。これから研磨の続きに戻ります。河北南ロータリークラブ様が募金活動をして下さって、最終201,679円となりました。この薙刀の為に使わせて頂きます。皆さまご協力有難うございます!#倶利迦羅不動寺 #薙刀 #河北南ロータリークラブ pic.twitter.com/rTYYmZVNQN
この薙刀について真相は分からないものの、倶利伽羅源平合戦の古戦場跡、地獄谷で出土したという言い伝えもあるそうです。
そうですね!単騎でも出陣できそうに思います。実はこの刀剣には、倶利伽羅源平合戦の古戦場跡、地獄谷で出土したという言い伝えがあるのですが、真相はわかって無いのです。
— 倶利迦羅不動寺(倶利伽羅不動寺) (@Kurikara_fudou) December 13, 2020
その薙刀の研ぎが今回完全に完了したようです。
大きさと迫力が写真からも伝わってきます!
長らく修行に出ていた長い薙刀が、京都 玉置美術刀剣研磨処さんから帰ってきました。
— 倶利迦羅不動寺(倶利伽羅不動寺) (@Kurikara_fudou) December 12, 2020
見事に研磨され、全身麗しくツルピカです。玉置城二 研師、有難うございました。
たまたま別件で居合わせた大塚工藝社さんに、モデルをお願い致しました。#刀剣 #倶利伽羅不動寺 #倶利迦羅不動寺 pic.twitter.com/6bRRa8zrOR
因みに長刀は槍と並んで戦場で重視された武器とされています。
戦国時代には「槍が使えないなら長巻を使え(武器と防具 日本編 新紀元社より)」という言葉が残されているほどで、補助武器として使用されたようです。
その重量と刀身長を生かし、一振りで相手の腕を切り落とし、鎧の上からでも相手の骨を折ることができたといいます。
しかし扱うには慣れが必要で、慣れないと振り回した刃で自分の馬を傷つけてしまう危険もあったとの事。(wikipediaより引用)
※長巻は拵のことで、中身は長刀と言われるようです。
(騎馬にて長巻を携える斎藤利三を描いた『月下乃斥候』(月岡芳年画))
そんな薙刀が、以前お納めさせて頂いたオリジナル刀展示ケースについに仮設置頂いたとの動画が!(ライティングはまだの様子)
薙刀を展示ケースに仮置きしてみると、こんな感じになります。
— 倶利迦羅不動寺(倶利伽羅不動寺) (@Kurikara_fudou) December 13, 2020
ライティングしていないので綺麗に撮れていませんが、やはり近くでみると迫力があります。普通の平置きとはまた違う形で鑑賞できるので面白そうです。#刀剣 #倶利伽羅不動寺 #倶利迦羅不動寺 pic.twitter.com/CGGF9V4nJA
(画像転載元:https://twitter.com/310k310k310/status/1338060498156146694)
(画像転載元:https://twitter.com/310k310k310/status/1338060498156146694)
展示ケースの制作にあたっては、実物(薙刀)が手元に無い状態でそれに合わせて専用のケースを作るというのは初めての経験で難しい所も多々有りましたが、何とか無事展示できたようで良かったです。
コロナの影響で展示がいつになるかはまだ見えませんが、無事お披露目に至る事を願っております。
また、薙刀は動画で見るよりも実物はかなりの迫力があるので、是非多くの方にその感覚を体験頂ければ嬉しく思います。
倶利伽羅不動寺さんの刀展示ケースの製作過程は以下からご覧頂けます。
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