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【お知らせ】反射防止フィルム対応できる展示ケースについてはこれから標準にし、オプション制を廃止します

※このお知らせに該当する製品は以下です
・刀箱シリーズ(刀箱、刀箱漆)
・短刀箱シリーズ(短刀箱、短刀箱漆)
・刀展示ケースmoku

上記展示ケースについては今までオプションで反射防止加工をするかどうか選べる形としていましたが、これらについては注文時に対応してほしいという意見が多いことから標準装備にする事にしました。
また反射防止加工済みのものと、していないものの見分けが材料レベルで見分けづらいという点もあります。
つまり見た目が非常に似ていて製作時に組立ミスが発生、誤送付する事が今後想定される為それを防止する目的もあります。
まぁこれは私の都合にはなってしまうのですが。。
オプションによる選択が出来なくなったというよりも、該当する展示ケースの特徴に「明るい部屋でも映り込みがしづらい」という特徴が1つ加わったと御理解頂ければ嬉しく思います。

Before(反射防止加工前)

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After(反射防止加工後)

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刀をより安全に綺麗に飾りたいという点は私の中で常に目標として製作を続けています。
オプションはより個人個人の要望に合わせて選択出来るようにも見えますが、仕様が分かりづらくなるという弊害や、変に+10~20万円という金額差で完成した製品に大きな差が生まれるような部分を設けるのは、返って購入頂いた方の後悔も生むような気がして、悩みましたが標準装備するに至りました。
改良により値段は上がってしまうのですが、それと共に機能等は今まで以上に良くなっているのでご理解頂けますと嬉しいです。

尚今回の急なお知らせにより、現在検討頂いていた方の中では困惑されている方もいらっしゃっるかもしれません。
その為、2022年3月31日までの注文に限り、反射防止対応不要の方は旧価格にて販売させて頂きます
ご希望の方はサイトからご注文頂く前に、別途HPのお問い合わせ欄からご連絡ください。


・卓上シリーズへの反射防止対応について

卓上刀箱と卓上短刀箱の2種への反射防止対応についてもよくお問い合わせ頂きます。

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(卓上刀箱)

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(卓上短刀箱)


こちら結論から言えば現状の構造に直ぐに反映する事が出来ません
理由は2点あり、反射防止フィルムは表面硬度が柔らかく、擦れたりすると簡単に傷が付いてしまう為です。
現状フロントパネルを上部へスライドして取り外す構造になっていますが、この構造ですと開閉時に擦れてパネルが傷だらけになってしまう事が想定される為対応が出来ません。(現状は擦れに強い特殊なアクリルを使っているので傷が付きづらくなっています)

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また、採用している反射防止フィルムは触ると指紋が目立ちやすく、その指紋が取りづらいというデメリットもあります。
その為、パネルの表面をなるべく触らなくて済むような開閉方法に変える必要があります。
その2点を改良していく事で今後対応出来るようになるとは考えていますが、現状直ぐに出来るかと言えばなかなか難しいのが現状です。

また反射防止対応する事で恐らくですが、卓上刀箱サイズで12万円程度、
卓上短刀箱で6万円程度とかなり値段が上がってしまうと想定しています。(これは埃の無い部屋(クリーンルーム)で反射防止フィルムを貼り合わせるという工程を出来る場所が限られ、材料コストが高くなる為です)

こちらのケースはコストを抑えてより多くの人に良質な展示ケースを、という思想で製作している物です。
現状17万円で売っているものが30万円近くになってしまい、先の150万円が170万円になる話とはまた異なってきます。
オプションという選択肢もありますが、今回のようにオプションを無くした理由と同じ問題が挙げられるのでここは慎重に検討していきたいと思っています。

という事で急なお知らせとはなりますが、これからも少しづつ改良していきながらより良い刀展示ケースが作れるよう頑張っていければと思います。

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今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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