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「卓上脇差箱2.0 箔漆仕様」の製作など

最近、脇差用の展示ケース(卓上脇差箱2.0箔漆仕様)を2種類作成させて頂きました。
箔漆板を入れ替えるだけで印象はガラリと変わります。

黒に銀箔


もう一つは同じ展示ケースをベースに短刀と拵を横並びで展示出来るようにした仕様です。刀掛けを増やす事で改造出来ます。(刀用の展示ケース「卓上刀箱2.0」も短刀と拵を飾れるように改造出来ます)

裏返すとデザインが変わります。
表面
裏面

こちらは展示下さったお客様から御写真を頂けました。
いつでも短刀を見ていられるようになったと喜んで頂けて良かったです^^
飾っているとなんやかんや刀を手に取る機会も増えたという声も多く頂きます。箪笥の中にしまいっぱなしで徐々に刀との距離が遠ざかり最後には忘れて錆びさせるという事が無くなるので、その点良いかもしれません。
刀は何度も見たり手に取る事でその分愛着も湧くと思うので、そうして刀が人の生活に寄り添いながらその人の人生も充実させて、刀自体も保存状態を保てるような、そんな環境を届ける事が出来ていれば嬉しく思います。

因みに箔漆板は展示ケースのライトが異なると、漆板の見え方も変わります。

「刀箱」での見え方
「卓上刀箱2.0などの卓上シリーズ」での見え方


刀箱の方がよりオレンジ色に近いライトを使用しているので赤が明るく見える傾向があります。
後は光の強さ(強くすればするほど赤が明るく見える)でも見え方が変わります。
箔漆板は製作にあたり費用も期間も掛かる為、試しに色々作ってみるという事がなかなか出来ないのですが、こうして依頼頂けると私自身も様々な実験が出来るので勉強になりとても有難いです。

そんなこんなで毎回私も仕上がりを楽しみにしながら製作しています。
今回紹介した2枚の箔漆板は刀にも合わせやすい柄に感じます。


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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