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剣(粟田口)① 刃文や地鉄のことなど

無銘の剣。
刃長18.2cm、元幅1.4cm、元重8.5mm。
日刀保の極めでは粟田口となっている。

大体売り物で出ている剣の重ねは4~6mm位のものが多いので、その中で8.5mmというのかなり健全な部類にはなると思う。勿論元々薄い造りの古剣もあるので6mmだから研ぎ減っていると判断出来るわけではない。

・刃文について

何と言えば良いかなかなか難しいが、のたれに足入り一部二重刃掛かる、とでも表現すれば良いだろうか。
沸出来で匂口は相対的に深めに見える。
刃中にはそこまで働きは見られない。

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