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刀箱師の日本刀ブログ 中村圭佑
2024年2月21日 23:30
虎徹といえば刀に興味が無い人でも名前くらいは聞いた事のある有名な刀工。最上大業物でもあり、とにかく「切れる」イメージが強い人もいるかもしれない。そのネームバリューは海外にも通じ、確か1年ほど前のクリスティーズだったか?に出品された虎徹のミュージアムピースともなると特保でも3500万円ほどの値が付いたのは記憶に新しい。4年前位の大刀剣市では確か4振しかない特重指定の虎徹が6000万円ほどで売り
2024年2月15日 23:47
先日まで開催されていた正宗十哲展に展示されていた「鎌(倉住)人行光 元(亨二)年三月」の短刀。年期が入っている事に加えて、更に行光二字銘ではなく、長銘が切られている事も非常に珍しく、更に行光唯一の皆焼の在銘作として非常に貴重な資料とされている。重要図譜をぱらぱらと見返していると、皆焼の無銘極の作がいくつか見られたが、この短刀がある故に行光に極まっているのかもしれない。指定品全ては見切れてい