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【PR】M+1mと改造UbuntuMonoのプログラミング向けフォント

作成 2021/05/02

■プログラミングするときのフォント

 スクリプトやプログラミングをするとき、何のフォントを使っていますか?
 気にしないでデフォルトのままだったり、適当に良さそうなのを選んで使っていたり、いろいろな方がいると思います。
 今回、プログラミングをしていく中でフォントが気になり出した結果、「修正」「合成」という手段に至りました。そのフォントの紹介です。

 例えば、以下のサイトではプログラミングに向いているフォントの比較をすることができます。
 このサイトは海外の方によって作られたものです。これ見てると、Menloが入ってるMacが羨ましくて仕方なかったです。

 日本にも比較、コメントをしているサイトがたくさんあります。

 こちらは日本語フォントが含まれていて、可読性を考慮した選択がされています。人気のある Rictyなども紹介されていますね。最近は源ノ角が人気があるのでしょうか。

■紹介するフォント Clematis

 紹介するフォントは

 ですが、特徴を書き出していきますね。まず半角文字の修正です。Clematis Monoという名前で作成しました。

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○Ubuntu Monoに行った修正

Remove hint instruction (ヒント命令を削除)
$ : Connect vertical lines (縦線をつなげる)
* : Center aligned in vertical direction (縦方向を中央揃え)
G : Add a horizontal line (横線をつける)
J j l : Remove lines (セリフを取り除く)
i : Take a tail (しっぽをとる)
- _ : Corrected to the same width as + (+と同じ横幅に修正)
0 : Fix dots as slash (ドットをスラッシュに修正)
1 : Remove the bottom line (下部の線を取り除く)

 目標としては、Consolas, Inconsolata, Ubuntu Monoのいいとこ取りを目指しました。

○日本語部分

・'M+ 1m' は TESTFLIGHT-063 を使用
・フォント情報は Migu を参考
・'M+ 1m' の 0x20~0x7e, 0xa0~0x24f までを 'Clematis Mono' で置き換え
・上記以外の 'M+ 1m' にない文字を 'Clematis Mono' で補完

 このような構成になっています。フォント情報にMiguを参考にしているのは全角と半角の比率がきれいに保たれているからです。
 じゃあ、Miguベースでいいのではないかというと、濁点・半濁点がちょっとポップすぎて…。

■どのように見えるか

 表示にはKindle Whitepaperを使用してみました。

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 横書きで半角英数字が入ってるものです。半角のいいところ(スラッシュゼロなど)を活かしながらM+の柔らかい文字を表示します。
 源ノシリーズでもいいのですが、亜流はたくさんあるし、ちょっと硬いというか、線と好みでM+を選択しました。

 次は縦書きです。

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 縦書きはもともと考慮していなかったので、揃ってません。どうやれば揃えられるのかな?(ぉ
 Kindleがうまくやってくれているのでほっときます。

 縦書きの小説といえば鋭い明朝体などが人気あると思いますが、現代に慣れてしまうとゴシックの方が読みやすかったりと、いろいろ思うところがありました。

■使いどころ

 テキストエディタにはサクラエディタを使用しています。Visual Studioにも使用しています。あとブラウザの表示です。
 ひとまず、半角表示には今のところ満足しています。

 もし、プロポーショナルにも同じように使いたいという方がいましたらご連絡ください。
 ライセンスの関係で、生成したフォントを渡すことはできませんが、生成スクリプトの提供は可能です。


悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず