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ずっと友達ポーランド人M

ハッシュタグでイギリス留学でこちらを見つけてしまわれた方、なんかずっと私がイギリスで出会った人物紹介ばかりしてすみません。語学学校の授業がどんな授業だったかなどは後日記事にします。

私がWimbledonの語学学校に通って2つ目のクラスのほとんどはポーランド人と韓国人であった。ポーランドは当時EU加盟直前であったが、語学学校に来ている子たちはほとんどが就労目的であった。そのため授業終わりに遊びに行くことはあまりなかったが、今も友達を続けているのはポーランド人である。

ポーランド人Mは私より一つ下で明るくてポジティブな人だ。私と同じクラスになった当時は彼女を作りたかったようで、いろんな女の子に声をかけてプレイボーイと呼ばれていた。

ある日、韓国人で日本語が話せる私の母親ぐらいに当たる歳の女性が「Mのことカッコいいと思う?」と聞いて来たので「まあそうですね」と返したのだがそれをMに「K(私)があなたのことカッコいいんだって!」と言ってしまったのだ。私はカッコいいかと聞かれたので興味はないが傷つけたくはないので「そうですね」と答えただけだ。それから数日はMの標的になるのだが、それ以降から今日までずっと友達である。私の一番の男友達で彼も私も異性として見たことはもうない。

なぜ今日まで友達でいられたのかというと私がイギリスで偶然空手の先生を知っていて、Mもポーランドで空手を習っていたらしく、紹介してほしいと言われてからもっと仲良くなった気がする。イギリスで友達になった人達は「いつか日本に行きたいよ」と言いながらお別れしたのだが、Mは唯一有言実行した人だ。

私がイギリス留学を終え、イギリスに遊びに行く際は無償でフラットに泊めてくれた。Mの従兄弟のAもロンドンに住んでおり、以前からその存在を知っていたのだが、Mが従兄弟たちと同じフラットで住み始めた頃私がイギリス旅行に行った際、Mが駅まで迎えに来てくれた時に「そういえば同じクラスだったB(ポーランド人)覚えている?その子今僕の従兄弟Aと付き合っていて、一緒に住んでいるんだ」と言ってきた。Bとはだいぶ久しぶりの再会であったが、クラスメイトだった当時のことが甦ってきてなんだか嬉しくなったのを覚えている。

Bはクラスメイトだった当時、パブでバイトをして私もそのパブには何度か行ったことがあるのだが、今となってはBはロンドンで一軒家をAと購入し、仕事もIT関係の仕事をして立派になった。

Mは数年前にスペイン人と結婚をし、ニュージランドに住んでいる。Mの彼女が変わるたびにMの従兄弟のAと私は新しい彼女を紹介されたが、ようやく落ち着いた感じだ。

数年前にMの結婚式に招待されてスペインに行った際Mの家族や親戚、空手の先生などに会ったのだが、英語を喋れる人は半数ぐらいだったが言葉が通じなくても一生懸命私に説明しようとして本当にみんないい人達ばかりだった。

留学後イギリスに遊びに行くと年々友達は帰国していき、寂しくなってきて、Mもイギリスから離れてしまったが、従兄弟のAとクラスメイトのBはいる。それを思い出すだけでもイギリスに行きたくなる。

日本にその友達らが遊びに来てくれたら恩返しが出来るのにといつも思う。

ーーー次回の記事 実は語学学校にいたもう一人の日本人ーーー


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