さらに詳しく!調布の虚無僧寺☆大光山三照院安楽寺について
「吹破る竹の音寒し 安楽寺 如月」
これは、虚無僧寺安楽寺の本尊、阿弥陀如来像の厨子の左扉に書かれていた句。阿弥陀如来像は1994年まで調布の大正寺本堂左側に現存していたと記録がある。
安楽寺については高橋空山が1937年(昭和12年)発行の『三曲』に「調査書」を投稿し、その後、1972年発行の山下彌十郎著「虚無僧 普化宗鈴法寺の研究」(多摩郷土研究の会)、1993年小川春夫氏の調査書と続いている。
その資料を元に、かつての虚無僧寺・安楽寺の詳細をここにまとめたいと思う。