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文学と尺八📖

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古文書・地誌・狂言・詩集などに登場する尺八、虚無僧をご紹介♪
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#源氏物語

文学と尺八☆『源氏物語』

文学と尺八☆『源氏物語』

尺八の日本到来は西暦600年頃。

唐代の宮廷の燕饗楽で使われたという楽器が雅楽として日本に伝わった。

本来尺八はそれぞれが十二律の各々に応ずるように作られた十二本一組の縦笛でありました。

絵画に描かれた古代尺八は、古くは平安時代の舞楽、雑楽、散楽などの様子が描かれた巻物である『信西古楽図』があります。

そして平安時代の文学と言えば、かの有名な『源氏物語』。

その『源氏物語』に、古代尺八が

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文学と尺八📖『年山紀聞』

文学と尺八📖『年山紀聞』

『年山紀聞(ねんざんきぶん)』という随筆に『尺八」の記述があります。

年山とは安藤 為章(あんどう ためあきら)の号です。

安藤 為章(1659年 - 1716年)は、江戸時代初期から中期にかけての国学者。伏見宮に仕えたが、水戸光圀に召され『大日本史』編纂にかかわる。契沖の指導も受けたとのこと。契沖とは江戸時代中期の真言宗の僧であり、国学者。

こちらが『年山紀聞』↓

○尺八

源氏末摘花に

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