第一部の終わりとナミの告白
シンデレラパークでの長い一日が終わった。
妙にしんみりするケイに、あえて雑な別れのあいさつをした俺たちは、いつものように『ウーーーーー』と遅れて来たパトから走って逃げた。
そして、その夜。
「いきなりだけど、キャンプに行かねえか?」
リビングのソファで、母さんが買ってきてくれたアイスを食べながら、テレビを見ていたナミに俺は言った。
「は? きゃんぷ? なにそれ」
「野外にテントって小屋建てて寝るんだよ。たき火したり、バーべーキューしたり。いいもんだぜえー」
「いや。まったく意味がわかんない」
「イィィィヤァッホオォォォォイ! おれは超・賛・成ッ!」
どこからともなく現れたシンジローが奇声を上げる。
まあ、さすがに恋人でもない女の子とふたりっきりってわけにもいかんだろうから、コイツも連れていってやるか。
「夏休みなのに、アリバだ悪意だってバタバタして、全然夏らしいことしてないからな。シンデレラパークの一件も無事に終わったし、仲間も気づけば総勢13人だ。ここらでひと区切りして休憩ってのもいいかと思ってなー」
「……そういうことなら、まあいいけど」
「そうと決まれば出発だな。シンジロー! 用意しろっ」
「あいよッ。夏休みに入ったときから、いーつでもキャンプ行けるように、道具の準備はバンタンだーぜッ!」
「……ハア。なにその行動力。男の子ってそーいうの好きなんだねえ」
「こんな時間の出発だから、遠出は無理だな。『ナンパタ』にでも行くか」
福岡県那珂川町にある『南畑ダム』(みなみはた)……通称ナンパタは、福岡市の水がめで、近場のグリーンスポットでもある。
福岡市の住人は、キャンプなら大分・熊本まで足を伸ばすし、県外の連中は、わざわざこんな地味なところには来ないから、意外に穴場なのだ。
手際よく車に荷物を積み込み、山へ向けて出発。
夏の夜の、気持ちのいいドライブだ。
とは言え、ナンパタは俺や仲間たちの高校の近くだから、通学路のちょっと先の山って感じなんだよな……。
そこまでの山道を、俺たちは『柏陵峠』(はくりょうとうげ)って呼んでいる。軽いドライブやツーリングにちょうどいい。快走路だ。
稲穂ざわめく青い田んぼを抜け、暗い木が茂る坂道を上り、静かな峠を越えて、細い川をさかのほると、そこはもう南畑ダム。
がらんとした駐車場に車を止め、エンジンを切った。
「ここ?」
「ああ。おあつらえ向きに貸切だな」
「ヨッシャアアアアア! さっそくテント張ろうぜー」
キャンプサイトにはオレンジ色の明かりがいくつか点いているだけだったが、そこは慣れてる俺たちだ。
まずは真っ先に蚊取り線香に火を点ける。じゃないと満足に行動できん。鉄則だ。
それから平らな場所を探し、枝や石ころを取り除いてブルーシートを敷く。その上に、てきぱきと組み立てたドームテントを設置。
夕飯は家で食ってきたから、今回はたき火と野宿だけと割りきってる。つまみ代わりの『ホイル焼き』だけをスタンバイ
バーベキューコンロに大きめの炭を並べ、交差するように『井』の字を作り、その真ん中に着火剤をイン。
あとは放っておけば勝手に火は起きる……わけなんだが。
「……くそ。前回のキャンプで使っちまって、思ってたより炭がないな……」
「あいかわらず計画性皆無だね……」
「ここから挽回するのが、俺の持ち味よっ。シンジロー、タキギ拾ってこい!」
「オッケー!」
「たっぷりだぞ!」
「あいよっ! まーかせてちょうだい!」
緊急連絡してきたナンシーに返事するかの軽妙口調で、シンジローは闇へと消えていった。
「それじゃあ、俺たちはコーヒーとジャガイモの準備しておくか」
「じゃがいも? なんで?」
「あとでわかるぜ」
ナミにはジャガイモの皮むきを頼んだ。キャンプに来て何も仕事がないってのは、手持ち無沙汰だからな。どんなことでも、何かやることがあったほうがいい。
ランタンの明かりに照らされたナミは、不慣れな手つきながらも、ピーラーで一生けんめいジャガイモをむいた。
ベーコンやエノキ、バターなんかをナイフで切りながら、そんなナミの綺麗な横顔をそっと見守った。
作業している間に炭に火が移り、盛大な炎を上げ始めた。
塩コショウで味付けした、ジャガイモやベーコン、エノキ、オクラ、バターなんかをアルミホイルで包み、キャンディ型にして火の中に投入。
ドリップコーヒーを淹れるため、小型のバーナーにケトルを置く。
当面やることはなくなり、自然と俺たちは黙り込んだ。
赤い炎はゆらゆら踊り、あたりを優しい光で照らす。
「……………………」
「……………………」
「……言いづらいことなのか?」
パチパチ音を立てるたき火を見ながら、俺は水を向けた。
「……え?」
唐突にキャンプなんて言い出したのにはもちろん理由がある。
シンデレラパーク以来、ナミの様子がおかしかったからだ。
何か俺に言いたいことがあるけど言えない。そんな雰囲気を感じる。それでこんなところに来たわけだ。
闇と炎は、人を正直にする。
「…………ハヤト」
「うん?」
「…………ハヤトにはアリバがないんだ…………」
「…………へ?」
どんなカミングアウトが来るかと思っていたが、その告白はまったく予想外だった。
「だ、だってよ、なら俺が使っているこのチカラはなんなんだ?」
ここまで戦ってこられたのは、俺本来のチカラじゃない。そんなことはわかってる。このチカラがアリバじゃなくてなんなんだ?
でも確かに、ふと思うときはあった。……仲間たちに比べて、俺のアリバは少し違うと。なんというか『地味』なのだ。
他のやつらは、火や氷や風の派手なエフェクトを出しまくってる。マユやアイスクイーンに至っては、もはや人間離れした、CGレベルだ。
それに比べ、無属性とはいえ、俺はただぶん殴ったり、集中したり……
原始的だ。
「……あの夜。鴻ノ巣山に隕石が落ちた日……あのとき、ハヤトは一度死んだんだ」(1-2)
「…………は? なに……言って……」
「正確には仮死状態。瀕死の重傷を負っていた。隕石の直撃を受けて」
「俺が……? 瀕死……」
「ちょうどその場に居合わせたボクは、自分のアリバを全部使ってハヤトの命を繋ぎとめた。それしかなかった」
俺は記憶をたどった。
――ケイにフラれ、展望台で星を眺め、隕石が頭上に落ちてきて、意識を失って……目覚めたらナミに膝枕してもらっていて……。
展望台は半壊。地面には巨大なクレーター。俺が無傷なのはむしろ不自然だった。あれは……そういうことだったのか?
「ボクにはこの福岡市でどうしてもやらなくちゃならない使命があった。でも……」
「俺が死にかけたせいで、ナミは自分のアリバを俺のために使うハメになった……?」
ナミは俺から視線を離し、ゆっくりと頷いた。
「な、なんだよ、それ」
強がって苦笑してみせたが、余裕なんてまったくなかった。現実を受け入れられず、なんだか夢でも見ているような気分だ。
「じゃあ犬のオッサンが襲ってきたとき戦えなかったのも……?」(1-3)
「……うん。ボクのアリバは全部ハヤトのヒーリングに使ってしまって、戦うチカラは残っていなかった」
「……………………」
くそっ。俺のせいか。
「アリバも使えない。ハヤトのそばも離れられない。でも使命はある。ボク、もうどうしていいかわからなかった」
「…………」
「でもね……アピロスのマユの事件のとき、ハヤトが目覚めたんだ。……あんなこと、本当に予想外だった。ボクのアリバがハヤトに宿っていた。そしてハヤトはそれを使って戦ったんだ。あとから考えれば、無属性なのも当然だったんだよね」
確かにナミは色々と驚いていた。予想外とか、イレギュラーとか……。
アレはそういう事だったのか……? そして『この世で唯一の無属性』ってのも……そんな、つまらない理由だってのか……?
「ほ、他の連中はどうなんだ……? ヤノやコミネ……東和の連中は……シンジローのアリバは……」
ナミは焚火の前で体操座りをしたまま、口元を膝に隠してつぶやいた。
「みんなのは本物のアリバだよ。ヤノさんもコミネさんも弟も……正真正銘、自分のアリバ。特に弟には……とても強いアリバがある」
「……………………」
俺にはそっちのほうがショックだった。ヤノたちはともかく、シンジローまでも本当のアリバを持ってるだって……?
なのに……俺だけは……ナミの借り物のアリバなのかよ……。
「シンデレラパレスで、目を覚ましたケイさんとハヤトが、ふたりでアイスクイーンと戦ったよね? あのとき、ケイさんが使ったレベル4【プリンセスタイム】は仲間のアリバを極限状態まで跳ね上げる。けど、ハヤトのアリバはそこまで強化されなかった。むしろ、一緒に居たボクのほうに、プリンセスタイムは作用してた。だから……」
「そのとき、確信を持ったってわけか」
ナミはコクリと頷く。
あのとき……俺が俺なりのやり方で想いをぶつけ、ケイの目を覚まさせた、シンデレラパレスでの最後の戦い。
ケイから切り離され具現化した【アイスクイーン】は、おそろしい強敵だった。
ナミに言わせれば、いくら氷のチカラがケイの身体に残留していたからといって、普通に戦えばまず勝てなかったらしい。
それでも、俺とケイがアイスクイーンに勝てたのは、ケイのレベル4【プリンセスタイム】というワザの絶大な効果のおかげだった。
なのに……。
「けどね、ハヤトはボクの代わりに立派に戦ってくれたよ。みんなをまとめて。本来はボクがやるべきだった、アリバの戦士のリーダーとして」
「……………………」
「……特にマユとケイさんとの戦闘が決定的だった。あのふたりは、とてつもなく強い悪意で、仮にボクのアリバが完全状態だったとしても、絶対に勝てなかったと思う。……なのにハヤトは、たったひとりで、そんなふたりに勝っちゃったんだ」 (1-12) (5-4)
「……あれは、俺のチカラじゃない。マユもケイも、自分自身で悪意に打ち勝ったんだ」
「そうかもしれない。でもそれはハヤトが居てこそだよ。ハヤトには何かがあるんだ。マユやケイさんに、悪意にすら勝ててしまうチカラを発揮させるだけの影響力が……」
そんなものが俺にあるのか? だったら、なんで肝心のアリバが俺にはない? 俺の心の力はそんなものなのか……。
「……だから……もしハヤトがいいって言ってくれるなら……このまま戦って欲しい」
ナミは眉をハの字にして、初めて見せる弱い表情で言った。
「……騙してるようでイヤだったから、はやく本当のことを言いたかったけど……なかなか言い出せなくて、ゴメンね」
「あ、あやまるなよ……そりゃあ、言えないわな。こんなこと……」
俺はショックを隠して無理に笑った。
「それに、ナミは俺の命の恩人なわけだろ? 結果的に」
「そうだね」
「………ナミの使命ってなんなんだ? 悪意と戦うことか?」
「ひとつはそう。でも………全部は言えない…………」
「なんでだよ! この期に及んで隠し事はやめてくれ!」
ナミは泣き出しそうな顔をした。そんな顔も初めてだ。
「……だ、だって! ボクの使命を話したら……ハヤトとは一緒に居られなくなるもん!!」
「…………なんだよそれ」
頭の中が、そして視界が、グルグルまわる。
混乱と疑念。ナミに対する感謝と……不信。
でも、闇を削るように、パチパチ音を立てて燃える炎を見つめていると、気持ちが落ち着いてきた。
「……ひとつだけ確認させてくれ。大事なことだ。これだけははっきりさせておきたい」
「…………ウン。いいよ」
「ナミは……俺の」
「味方だよ」
澄んだ目はしっかりと俺を見すえ、その言葉にはまったく迷いがなかった。
「それだけは本当。ボクはハヤトに会うために生まれてきた。ハヤトのためにここに居る。
ハヤトには、言ってないことがたくさんあるよ。中には、まるで嘘みたいになってしまってることもある。けど、ボクはハヤトのことを心の底から信じているし、ハヤトのためならどんなことだってできる。
……ボクの『母』に誓って」
母、か……。
「正直に言うとな、ナミと鴻ノ巣山で出会ったとき、とてつもない物語が始まったんだって、ものすごくワクワクしたんだ。
俺に……アリバってチカラが秘められていて、選ばれた戦士なんだって、興奮して、とにかく嬉しかった。子供の頃から憧れて、夢見ていた冒険の物語がついに始まったんだって。俺はその、主人公なんだって」
「……………………」
「でも、まさか……かりそめのチカラだったなんて……な」
「ハヤト…………」
「すまねえ……俺……どうすりゃいいのか」
「ハヤトの身体のヒーリングにはまだ時間が必要だよ。だから……どっちにしろ今はまだ離れられない」
「…………そうなのか」
「どうするかは任せるからね……ゆっくり考えて答えを出して」
だけど。と言って、ナミは俺の手をそっと握った。
「これからも、ボクといっしょに戦ってくれると……信じてる」
ナミの指と俺の指が絡み合う。
俺たちは見つめ合い、そして……互いの距離が近づいて……
ガササッ!
木の葉がこすれる音とともに、大量の木切れを持った野人が、闇の中から現れた。
「へへへ! どうだ! こーんなに取ってきたよ!」
俺とナミは繋いでいた手をパッと離した。お互い真っ赤になってそっぽを向く。
「……………………」
「……………………」
微妙な空気が流れた。なんてタイミングで帰ってきやがる。
くそ……こんなアホでも、俺にはない本物のアリバがあるってのかよ……。
とりあえず、空気の読めない弟にお仕置きをば。
ドゴンッ!
「おぎゃっ!」
宙を舞う弟。茂みまでごろごろと転がっていく。
「な……な、なぜにいきなり必殺パンチ……?」
気を取り直して、ぐつぐつ音を立てるホイル焼きの包みを開けた。水蒸気と共に、食欲を刺激する匂いがふんわり漂う。
「うわうわ。バターがとろけてほくほくアッチッチ」
ナミは嬉しそうに笑った。わざとらしいくらいに。そんな顔は、とても健気で可愛いかった。
「なんでおれ殴られたんだよ! くそっ!」
「外でモノ食うの、最高だろ?」
「どうやらそうみたい」
ナミは可愛らしくはにかんだ。いろいろカミングアウトして、なんだか急に素直になったみたいだ。
そのあと、丁寧に淹れた食後のコーヒーを飲みながら、俺は言った。
「……また明日から、はりきって悪意と戦わないとな」
「オウヨッ!」
「!? ……う、うん!」
燃え尽きた炭がコロンと崩れた。すでに闇も深くなっている。
「もうこんな時間だな。そろそろ寝るか」
俺とシンジローはテント。ナミは車中泊だ。
俺たちは後片付けをしてそれぞれのねぐらに入った。
静寂。
「……シンジロー、起きてるか?」
「起きてるよ」
「お前、はじめはビビってたけどよ……最近はどうだ?」
「兄貴やみんなが居るから怖くないよ」
「……アリバについてはどう思う?」
「おれにこんなチカラがあったなんてまだ信じられないよ」
「……………」
「けど、アリバでみんなと一緒に戦えるのが、すごく嬉しい」
「…………そうか」
「おれのアリバは兄貴みたいに強くはないけど、足手まといにならないように頑張るからさ」
「……………………」
「……兄貴。おれからも聞いていい?」
「いいぜ」
なんだかひどく緊張してしまう。
「……ナミさんのこと……信じてる?」
シンジローらしい不器用な聞き方だ。コイツなりに色々思うところがあるのだろう。
「……ナミが俺にいろいろ隠しごとしてるって話か?」(幕間2)
「え、う、うん。まあ、なんていうか」
「ナミが俺に言ってないことがあるのは知ってる。けど、俺はナミを信じてるよ。それで充分だ」
「……そ、そっか。うん。だったらおれもナミさんを信じるよ!」
「……それじゃ、もう寝ろ」
「うん。おやすみ」
夏の夜はこうして更けていく。
……様々な問題を残したまま。
第一部 ハヤト編 完
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第一部終了時のステータス
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【ハヤト】 大学生 レベル8 EXP370 無属性 身長174センチ 体重65キロ
HP 94 (B)
攻撃力 93 (A)
防御力 38 (C)
特殊攻撃 44 (C)
特殊防御 28 (D)
素早さ 65 (B)
《福海大学法学部三年生。21歳。厳冬流格闘術白帯。なんでも器用にこなすバランスのよさを持つ反面、これといった決定打に欠ける器用貧乏。一見ぶっきらぼうだが、実はお人よしで面倒見がいい。小説家志望の夢見がちなロマンチスト。
実はアリバをもたない一般人。世界で唯一の無属性の正体は、ナミのアリバが身体に宿った借り物のチカラゆえだった。それでもナミから望まれ、とまどいつつも、アリバの戦士たちのリーダーを続ける決意をする。この物語におけるハヤトの役割とは……?》
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【レベル1 必殺パンチ 45/45 威力55 命中率90】
《厳冬流の直突きをベースにしたハヤトのメイン必殺技。文字通り、必殺のパンチを叩き込む。発生が早く素直に出るため、使い勝手がいい》
【レベル2 集中 9/9 能力変化 特殊防御アップ】
《集中力を高めることで潜在能力を発揮する。特殊防御が上昇。重ねがけ可。三回使うとコンセントレイトモード発動。死闘を繰り広げてきたハヤトの生命線とも言える技》
【レベル3 ハヤトスペシャル 25/25 威力100 命中率90】
《ワンツーからとどめの後ろ回し蹴りを豪快に決めるオリジナルコンビネーション。名前も自分で命名。相手の隙を捉え、無防備なタイミングを狙うため、見た目よりずっと威力が強い。無属性物理攻撃》
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【ナミ】 アリバのガイド レベル? EXP? 電波属性 身長165センチ 体重70キロ
HP ?
攻撃力 ?
防御力 ?
特殊攻撃 ?
特殊防御 ?
素早さ ?
《流れ星と共に現れた謎の美少女。国籍不明のボクっ子。福岡市にはびこる『悪意』と戦う為、アリバを持つ戦士を探しに鴻巣山に行った際、隕石の衝突で死にかけたハヤトと遭遇。以降は、自分のアリバをすべて使い、ハヤトの身体を修復している。世界に三人しか居ない電波属性のひとり。
コミュ障で、初対面の相手が苦手だったが、ハヤトの友人たちとの出会いを経て少しずつ治ってきている。幕間2であきらかに不審な行動をとっていたが、本人曰く「ボクはハヤトの味方。母に誓って」》
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【レベル1 アリバの剣「ヴァルケン」 威力70 命中率95 電波系特殊】
《1-3でオッサン相手に出そうとした技。現在は使用不可。使用する時は、『アリバの剣よ! 敵を討て!』と叫ばなければならず、なかなか恥ずかしい。電波系のためどんな敵にも効果がある。
【レベル2 アリバの盾「ミネルバトン」 特殊・防御幕展開】
《現在は使用不可》
【レベル3 アリバの治癒「レナス」 特殊 仲間のHP回復大】
《現在はハヤトに使用中》
【レベル4 禁断の秘技「ジャーバス」 ? 】
《現在は使用不可》
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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第二部 第六話【共に歩く道】へ続く。
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