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【人生で一番聴いたアルバム】- ASIAN KUNG-FU GENERATION - 君繋ファイブエム

こんにちは。KATAEと申します。
まず、こちらに訪れていただいた皆様にお礼を。

数ある投稿の中から訪れてくださり、ありがとうございます。
ご覧になってくださった方が、なにか少しでも感じるものや繋がることがあれば嬉しいです。

今回は、前回の続きからとなりますが書いていこうと思います!

1.前回の振り返りと今回の内容


こちらから読んだ方に向けてまずは簡単に、前回の内容を振り返っていければと思います。何の取り柄もなく、鬱々とした日々を過ごしていた中学生時代の私が、このアルバムをきっかけに音楽にのめり込むようになります。

どうして、そこまでのめり込むきっかけとなったのか?
このアルバムの紹介と当時私が感じた衝撃・感動、おススメの楽曲までを
皆様にご紹介していきたいと思います。
これを書くことが恐れ多いのですが、気軽にご覧になっていただけると有り難いです。

2.アルバムの紹介

前回もご紹介いたしましたが、改めてもう一度。

『君繋ファイブエム』(きみつなぎファイブエム)は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの1stフルアルバム。2003年11月19日にキューンレコードから発売。
出典元:君繋ファイブエム - Wikipedia

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」という4人組バンドの1stアルバムになります。この圧倒的なクオリティで1stアルバムという点で既に凄すぎます。

メンバーは4人組で以下のメンバーになります。
こちらのバンドを知らない方も「後藤正文さん」で検索されると、
一度は見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

後藤正文:Vo&Gt
喜多建介:Gt&Vo
山田貴洋:Ba&Vo
伊地知潔:Dr
出典元:ASIAN KUNG-FU GENERATION - Wikipedia

これぞロックバンドという、シンプルなメンバー・楽器構成になっています。

3.このアルバムの衝撃・感動


当時中学生だった私は、テレビ番組のヒットチャートに並ぶ曲を聞いては覚え、学校内で周りの話についていくことが目的で、音楽を追いかけていました。

自分の意志で曲を探して聞くという感覚ではなく、知っていたり・聞いていたりしないと学校で仲間外れにされんじゃないかと思い、恐怖観念から聞いていたという側面もあったと思います。(もちろん、その中で好きな曲もありました。)

そんな中、何気なくみていたテレビ番組でこのバンドに出会いました。
このアルバムを手に取り、聞いた時の衝撃や聞き続ける中での感動を今でも覚えています。

アルバムを手に入れ、早速ポータブルCDプレイヤーにCDをセットし、イヤホンで聞き始めます。
1曲目「フラッシュバック」のイントロ(冒頭)から目の覚めるようなギターが鳴り響きます。今まで聞いていたJ-popとは全く違った音質、切り裂くようなギターフレーズ、重厚なバンドサウンドに驚き、終始興奮していました。

勢いそのまま2曲目「未来の破片」に突入します。1曲目と2曲目のインターバルがなく、曲と曲が繋がって聞こえるということも当時の私にとっては新鮮でした。

当時の自分には理解できない歌詞、言葉のイントネーションで頭の中では「???」でいっぱいです。
ただ、意味はわからなかったですが曲を聞いている中での高揚する気分、これがカッコいいという感覚だけは確かでした。

その興奮するような、高揚するような感覚を何度も確かめるように聞き続けます。
そして何回か聞いた後、この曲を歌えるようになりたい、歌詞に何が書いてあるのか知りたい、という欲求が芽生え、歌詞を調べはじめます。

耳が育っていなかった私は歌詞をみて、「そんなこと言ってたのか」と驚いていました。見慣れていない漢字や言葉を見て、音楽の新たな楽しみ方を発見し、さらに聴き込んでいきます。

当時の自分の環境や状況も相まって、どんどんこのアルバムにハマっていきます。
今もそうなのですが、当時は気にしすぎといっていいほど、とにかく人の目・言葉、評価を気にしながら生活していました。

とにかく日々、劣等感を強く感じ、自分を強くみせようと強がったり、嫌なことから逃げたりと、プライドだけは高く高く育っていきました。
今思うと、そうしないと自分を保つ手段がなかったんだと思います。

そんな当時の自分に、文学的でありながらも繊細で心の奥に染み入り、今の自分のために歌ってくれているんじゃないかと錯覚させるような歌詞、楽曲に心を打たれます。

自分は一人なんだ、と固まっていた心が徐々にほころび、自分の気持ちを理解してくれる人がいる、言葉にならない感情を代弁してくれる人がいてくれるということが何よりの救いでした。

私はこのアルバムのすべての曲が好きですが、特に1曲目「フラッシュバック」~6曲目「無限グライダー」の流れがとても好きです。

今聞いてもこの流れは本当に素晴らしいと思います。
ひとつの作品を通して聴いているんだなと感じさせてくれるアルバムです。

4.個人的におススメする3曲

すべての楽曲が素晴らしいのですが、
個人的な趣味嗜好でおススメするならこの3曲になります。

  4曲目:アンダースタンド
  5曲目:夏の日、残像
12曲目:ノーネーム

書きはじめ3曲だったのが、気が付いたらこれもこれもといって5曲まで増やしていってたところでこれではいかんと思い、苦渋の選択でしたが当時好きだった曲、思い入れのある曲を選びました。

以下、簡単に紹介。
アンダースタンド
この曲には、本当に何度も助けられました。
辛いことがあったときに、幾度となく聞き、涙を流しながら聞き返しました。共感してくれる、気持ちを代弁してくれる歌詞に救われていました。なにかうまくいかなかったときや辛いときなど、ぜひ歌詞に注目して聞いてみてください。

夏の日、残像
この曲は、一人で感傷に浸りたいときに聞いていました。現実を突き付けられているような感覚にもなりつつ、その現実から逃げたい、見たくないという気持ちも描写されているような曲だと思います。
当時の等身大のリアルな気持ちを歌ってくれているようでした。
今、なにかに劣等感を感じている方は聞いてみてはいかがでしょう。
こちらを聞いて少しは救われるような方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

ノーネーム
この曲は、イントロからの浮遊感漂う雰囲気がとても大好きです。頭を空っぽにしてきくことができます。優しく包み込んで自分を肯定してくれるような曲です。なにか物思いにふけるときに聞くのもおススメです。

個人の感じ方は、人それぞれなのであくまでも一つの参考に。
どんな感じ方や思いも自由だと思います。

あなたは曲を聴いてどう感じましたか?
よければ、ぜひこのアルバムを聞いてみてくださいね。

最後まで読んでくだって、ありがとうございました!!

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