ゴミ屋敷の片付けスタッフが、実はパソコンオタクだった件
片付けトントンの小田です。
ゴミ屋敷の片付けスタッフで入社したはずの私が、今はブログ担当として、活き活きとした毎日を過ごしています。
思い返すと、あれは1年ほど前のこと・・・。
突然部長から「ブログを書いてちょ」と言われて、超びっくり!!
だけど、断らなかったのは、実はオタクとしてのプライドがあったから・・・。
オタク心の目覚め♡小学2年生の私
これは小学2年生の頃の私。後ろに映っているのは、3つ上の姉です。
この時代のゲームと言えば、ファミコン!スーパーマリオブラザーズが大好きで、姉とよく一緒に遊んでいました。
楽しくて楽しくて、時間が経つのも忘れるほど夢中で遊び、「もういい加減にやめなさい!」と、しょっちゅう怒られたもんです。
そんなある日のこと、児童館で、はじめてパソコンを目にしました。
なんだこれ、すげー!
当時、パソコンはとても高くて、一家に一台というような代物ではありませんでした。物珍しさもあり、ワクワクが止まりません。
画面上で軽快に動くマッピーやパックマン。
パソコンの使い方なんて全く分かりませんでしたが、直感的に操作できていたような気がします。
なんと、パックマンも私と同じ1980年生まれ!
仲良くアラフォーです。
今では信じられないかもしれませんが、他のゲームで遊ぶ時は、フロッピーディスクからデータを読み込む必要がありました。
場合によっては、5~10枚入れ替えることも・・・。
カチッカチッカチッ、ガーーーーーッという豪快な音は、今でも耳に残っています(この時代は5インチが主流)。
左から8インチ、5インチ、3.5インチのフロッピーディスク。
このことがきっかけで、パソコンはおもちゃだと言うことが、私の脳内にインプットされてしまったのです。
念願のおもちゃを手に入れた中学3年生の私
クラスメイトの2人が、パソコン雑誌を見ながら、なにやら楽しそうに話をしていました。
なんでもパソコンってやつは、イラストが描けたり、書類も作れるらしいんです。
す、すげー!
パソコンが使えるって、なんかカッコイイ!
自分も仲間に入りたい・・・。
ない物ねだりというか、興味本位だったけど、両親に「パソコンが欲しい」と思い切って言ってみました。
すると、「興味を持ったのならいいんじゃない」と快諾。
え?嘘でしょ?
あっさりすぎて逆に不安にもなりましたが、「今週末、見に行こう」と言われ、嬉しさで胸がいっぱいになりました。
候補として挙がったのは、NECのCanBeシリーズ。
NEC CanBe 標準価格:398,000円(税別)
Pentium(75MHz)搭載で、当時としては十分ハイスペックなものでしたが、OSはWindows 3.1・・・古っ。
なにぶん25年も昔のことなので、家庭向けのパソコンなんて、そんなに種類はなかったんです。
すぐにWindows 95が出るということもあり、定価よりもかなり値段は下がっていましたが、それでも約20万円・・・なかなかの大金でした。
お年玉などをコツコツと貯めたお金と、亡くなった祖母が「本当に欲しいものがあった時に使ってあげて」と、母親に預けていたお金を足して、念願のパソコンを手に入れることができました。
もうちょっと、いい孫をしておけば良かった・・・。
おばあちゃん、ありがとう!
数日後、待ち望んでいたパソコンが自宅に届きました。
説明書を見ながら設定も自分1人で完了。この頃から、すでに機械類を触ることに対して抵抗はなかったようです。
動いた、動いた!うおおお~!
パソコンを自由自在に操る!?
わからないながらにも、最初にやったのはマインスイーパーというWindows 3.1に標準搭載されていたゲーム。
登録せずに無料で遊べるオンライン版もあるようです。
表示された数字から地雷の場所を予測して回避するというルール。
シンプルながらも、奥が深くてハマりました。
それからというもの、学校でも友達とパソコンの話をするようになり、家で一緒に遊んだりもしました。
当時、「マイコンBASICマガジン」という雑誌が流行っていて、そこに書いてあるプログラムを入力すると、なんとゲームで遊ぶことができたのです。
プログラミングの勉強やタイピングの練習にもなり、ゲームでも遊べる・・・なんという画期的な本でしょう!
ゲームのプログラミングは楽しいですよ。おうち時間におすすめです!
はじめてのインターネット
当時のインターネットは、とても高額なサービスでした。利用料は従量課金制で、月にウン万円以上かかることも!
両親に「インターネットをやってみたい」とは、とても言い出せませんでした。
ところが、NTTさんが素晴らしいサービスを始めたのです。
テレホーダイ(通称テレホ)
夜23時~翌朝8時までの時間帯を対象とした通話料の定額サービスで、その時間内ならば月額料金だけでおさまります。
いろいろと調べて、ついにインターネットを始められることになりました。
FAXのように電話回線を使って情報を送受信する仕組みだったので、インターネット接続時は、「ピッポッパッポ・・・ピーヒョロヒョロヒョロ」という音がしました。
ときどき、FAXの前で首をかしげる母親の姿に、心の中で呟きました。
お母さん、ごめん!
「インターネットを始めたら、まずICQをやってみよう」と友達に誘われていたので、さっそく試してみました。
ICQ
ICQとは、LINEのようなもので、I seek you(私はあなたを探します)のフレーズに由来します。
メンバーがインターネットに接続すると、名前の横にある花のマークが赤から緑に変わり、オンラインかオフラインかが一目でわかるといった優れものです。
友達に教えてもらったとおりに登録すると、「カッコー」という音とともにメッセージが届きました。
離れた場所でもこんな簡単にやり取りが出来るなんて、インターネットって凄い!
めちゃくちゃ感動しました!
あまりにも夢中になり過ぎて、夜更かしが多くなったのは・・・言うまでもありません。
オタク度を深めた大学時代
その後、大学の情報系学科に進学し、さらにどっぷりとパソコンに明け暮れる生活が始まりました。
この頃、興味があったのは、自分でパソコンを組み立てること。
特に用事がなくても、時間さえあれば大須のパーツショップをフラフラ。
バイトで貯めたお金はどんどんパーツ代に消えていきました・・・。
大学2年生の時、チャットなんかにもハマっていて、オフ会があると、しょっちゅう東京や大阪へ遊びに行っていました。
旅費をケチるために青春18切符(1日あたり約2500円でJRが乗り放題)を使い、約7時間かけて名古屋~東京間をプチ旅行。
宿泊は、漫画喫茶を利用。シャワー付きでありがてぇ!
今となっては懐かしい・・・良き思い出です。
ツラ過ぎてもう二度とやりませんけど!
ハッ!ちょっとマズいんじゃない?
好き放題していたら、1年間で大学へ行った日数は、なんと8日間だけ!
因果応報、留年という極刑が待っていました・・・。
留年した1年分の授業料は、就職してから2年かけて両親に返済。
まさに自業自得です。
ただ、その時の経験が自分にとってはものすごく大きくて、その頃からちょっと性格が変わったかな。
誰とでも気軽に話せるようになり、とりあえずやってみようという精神が身に付いたと思います。
迷惑をかけたけど、本当に両親には感謝しています!
はじめてのブログ
24歳くらいのことです。
ネットで知り合った友達は、みんなホームページを持っていました。
自由に発信できるってなんだか面白そう!
さっそく自分もホームページを作り、ブログにも挑戦してみました。
ありがちな自己紹介、趣味のこと、適当な写真を載せただけ。
結果、クオリティのかけらもない・・・超ガッカリなブログが完成。
今にして思えば、ビジョンもなく、ただの思いつきだけで始めたので、失敗して当然です。
かなうことなら忘れたい。
その時、もうブログは書かないと心に誓いました。
ところが・・・。
オタク心に火がついた
去年の話です。
こんな感じで、お気楽に決まってしまいました。
片付けトントンは、いつもそんな感じです。
ブログに関しては、苦い思い出しかありませんが、オタクと言われたからには根性を出すしかありません!
まだまだ勉強中の毎日ですが、これだけは間違いなく言えます。
読んでくれる人がいるのは、メチャ嬉しい!
オタクのプライドにかけて、コツコツと頑張ります。
片付けトントンのブログは、片付けの様子以外にも、「ためになって面白い」をコンセプトに、ゆる~い気持ちで読めるものを書いています。
よろしければ、こちらもご覧ください。
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