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CE描き方講座インタビュー➀まりげさん

12ページ描き切るための道筋が分かった
挑戦したいテーマがあるなら飛び込んでみて

まりげ
築100年の古民家をセルフリノベーションして3兄弟と漁師の夫と暮らしている。
著書
『たのしいことを拾って生きる。』(大和書房) 
Twitter 
https://twitter.com/marige333
Instagram 
https://www.instagram.com/marige333/
ブログ 
https://marige333.blog.jp/

――既にコミックエッセイを出版された経験をお持ちで、インスタグラマーとしても活躍されていたまりげさん。なぜ、CE描き方講座を受講されようと思ったのでしょうか?

2019年に【 マツコ会議 】という番組でコミックエッセイについて取り上げているのを見て、わたしが好きなコミックエッセイをたくさん担当してきたのが松田紀子さんだと知りました。それから更に松田さんに注目するようになり、「いつか松田さんと共に作品を作りたい」という夢を抱くようになりました。そんなときに、松田さんがTwitterで”コミックエッセイ描き方講座の第一期生募集!”という告知をしているのを見て、「これはチャンスだ!」と思い、迷わず応募を決めました。 

――既にまりげさんは有名人だったので、講座の中でも目立っていたのが印象的でした。実際に講座を受講されてみて、特に学びになったのはどんな点ですか?

『タイトルの重要性』についての話が特に印象に残っています。例えば「のほほん・ウキウキ暮らし」みたいな形容詞ばかりのタイトルはダメ。作品と関連して思いつく単語をザッと書き出して、そこからどの言葉を選んで、まだ作品を読んだことがない人に「読みたい」「こんな内容の本なんだろうな」と分かってもらうか。「他に言い換えられる言葉はないか?」「読後感とマッチしているか?」など、タイトルひとつをとっても魂を込めて作品作りされていることを知りました。そこで学んだノウハウは、ブログ記事のタイトルやTwitterのつぶやきなど短い言葉で表現するときに今でも役立っています。

――タイトル付けは、編集者側も沢山の時間をかけて決める大切な部分です。SNSでの活動でも役立っているというのは嬉しいですね。受講の前と後で、ご自身の作品にどんな変化や成長が見られましたか?

受講後は読後感を意識して描くようになりました。以前は、「描きたい!」と思ったら勢いに任せて描いていたので、読者の人がどういう受け取り方をするかはあまり考えていませんでした。講座では「読後感を考える」ということを丁寧に学ぶので、読み終わった後に読者の人にどんな気持ちになってもらいたいか?ということを考えて構成を組み立てるようになりました。

――12ページの卒業課題を制作されて、印象に残った事はありますか?
「12ページ描けた…!!」ということが大きな自信につながりました。
今回、母の病気とい物凄く繊細な配慮を必要とするテーマと向き合わなければいけなかったので、「とてもじゃないけど自分ひとりでは描き切る自信がない…」と思っていました。講座を受講したことで、どういう部分に気をつけながら描けばいいのかが分かったので、12ページを描き切るための道筋がわかりました。
 
――そして満を持して、2022年4月に双極性障害と戦うお母さまと家族との日々を描いた『700日間の絶望トンネル』を出版されました。発売前から重版するなど大きな話題になりましたね!出版を経てのご感想や、今後の目標や意気込みを教えてください。

卒業制作の12ページを元に、
1冊のコミックエッセイ『700日間の絶望トンネル』
誕生しました!

自分の魂を込めて描いた作品が、多くの方に読んでいただけてとても嬉しいです。時代や国を問わず、普遍的なテーマを扱った作品ですので、まだ読んでいない方に届くようにこれからも発信を続けていきます。


――同じ病気と闘っている方からも「励まされた」「救われた思いがする」と沢山のメッセージを頂きましたよね。最後に、CE描き方講座の受講を検討されている方へのメッセージをお願いします。

受講を検討されている方は、きっとご自身の胸の中に表現したいことがある方だと思います。表現することは、とてもエネルギーを必要とすることですが、それでも「描きたい!」と思うテーマがあるのであれば、是非「エイヤーッ!!」と飛び込んでみてください!豊富な編集経験のある松田編集長をはじめ、同じように熱い気持ちを持った受講生という仲間と共に切磋琢磨できる濃い時間を過ごせると思います!

――『700日間の絶望トンネル』発売時には、サイン会を独自開催するなど精力的に活動してくださったまりげさん。次回作やブログをこれからも楽しみにしています!この度はありがとうございました!

▼漁業を営みながら、3人の息子さんを育て、そしてコミックエッセイストとしても大活躍のまりげさんの日常をのぞけるブログも大人気ですよ☆


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