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仕事観雑記 -プレイヤーとマネージャー-

20代前半はアウトプットに追われて、
まとまったインプットの時間に憧れて、
少し様式に慣れてきてら、インプットの余裕ができてきて。

20代後半になったら扱うテーマの幅が増えた分、
インプットに追われて、
アウトプットはマネージャーとしてレバレッジ効くものに絞って、作りたくても作らない、作れないのに作らなければならないというジレンマをどうにか越えて。

30代になったら入りと出が見えてくるようになったら、
気になるのが思考や行動などのプロセスで。
その場を乗り切る打ち手は出ても、吟味し切るまでの思考体力がなかったり、具象化の解像度が低かったり。
そして、その前提となるようなイシューを発見・創発できて然るべきと悩み。


別にネガティブでなくむしろポジティブで。
昔作った新卒採用のパンフレットを眺めていたら、
左下から右上に真っ直ぐ伸びた矢に綺麗にキャリアパスが描いてあって、「こんな線形に真っ直ぐじゃないんだよなぁ実際は笑」と思って綴ってみました。

毎回違う次元で乗り越えるものがあるというと苦難を表現しているように見えるけど、逆に言えばどれか得意なら他も得意ということではなし、うまくいかないと続けてきていたとしても次のジャンプはうまくいくかもしれないし、多分、一つくらいは誰しも得意だったり乗り越えられるものがあるのだと思う。

加えてここまで綴って思ったことは、よく、プレイヤー(現場)からマネージャー(管理)にプロモーションする時は段違いなギャップを乗り越えないといけないと言われますが、他の過程も同然に大変かと。
もちろん、所掌事務として管理職としての役割が入るのでこなすべき仕事もかなり変わってはくるけれど、プレイヤーの中でレイヤを上げていくのも、マネージャーの中のそれも連続なように見えてそうでない。事業が合わさって(=延長に)全社のビジネスとなるけど、事業企画・運営を検討することと、事業ポートフォリオ検討することは全然違う。
事業戦略と企業戦略が全く異なるように。
(IT系の方々には、部分テストと統合テストのような例えのほうがわかりやすいかもしれない)

そして、プレイヤーの間に迫られる各パラダイムシフトを乗り越えてきた若しくは真摯に取り組んだ人がマネージャーレイヤへもスムースに昇っているように思う。プレイヤー時代に見落とされがちな越えるべきギャップを登っている分、そうでない人たちが一足飛びにマネージャー層にジャンプ(というかフライくらい)しなければならないのに比べて、アドバンテージがあるからではないか。

自分はそのhidden stepみたいなのを自分が見えた/見えてきた範囲では意識してフィードバックはしようとしているんだなと気付きました。ボルダリングみたいにどこに足かけて登るかは各人の自由だけど、登り踏み締められるステップの候補はある程度は決まってるそんな世界観な気がしてます。

まとまりないプチ仕事観論でした。

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