個人的な体験としても、ハラスメントには実際の被害のあとも、その記憶に精神が殴打され続けるような辛さがあります。被害を受けた側が、加害者の社会的な立場を悪くすることに遠慮をして、押し黙ってしまうことも多くあると想像します。
問題の存在を見えやすくすることは、どのような会でも、参加する誰にとっても有益です。
被害を受けた方の体験談や先行して取り組みを行う組織の具体例をもとに、個人と個人の関係性の枠に閉じない「問題が起きにくい・発見しやすい場」をつくるため、本冊子の活用などを通して、継続的な取り組みといたします。

ナナロク社