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にんぷの歩み 9歩目 出産しました

こんにちは、お久しぶりです。

無事に40w1d、11月12日に3360gの男の子を出産いたしました。

入院中も退院後もてんわやんわ、きっちりマタニティーブルーズになってたら9日も経っていました 笑

と、いう記事を書いて更に10日、季節は12月になりました。

さて、正期産から予定日までの過ごし方から記します。

予定日が近づき、なんとしても早く産みたくて毎日7〜10キロ程歩いたり、スクワットしたり、お風呂で陣痛のツボを押しまくったりしたのですが、

おしるしの一つも出ず。。

予定日前日に、パンツが濡れてる!!「破水だ!!」と思って、夜な夜な病院に駆け込んだら

汗か尿で、、ただの夜のドライブになってしまうという事態に焦りを感じていましたが

予定日当日に検診があり、

NSTでは5〜6分置きに張りが来ていて(痛みはなし)

助産師さんの「今日の夜に病院戻ってくるんじゃないかな〜」という見立てと

「子宮口は指1本分、頸管の熟化もなし、まだまだでしょう」という先生の見立てを頂いて帰宅しました。

歩いて出産に漕ぎ着けなければと、ショッピングモールにある無印良品でおやつを選んでいたら

13:00

妙にお腹が痛い。。

前駆陣痛だと思ってやり過ごすも、痛い。

お腹下しそうな痛さかと思ってトイレに行くと、おしるしが来ていました。

先生に内診してもらった効果が早くも出たと思いました。

そこから1.5キロくらい歩きを含めて帰宅。

その後、夕飯を作ってお風呂に入って、相棒を見ながら過ごしました。

16:00〜23:00

まだ陣痛と確信できないけど、規則的に痛い。

だいたい7〜8分程の間隔で、強めな生理痛がじわじわくる。

まだ、前駆陣痛だと思って耐える。(前日の破水騒動があったため、なかなか認められなかった 笑)

0:00〜2:30

5〜6分おきで、痛くなる。

だいたい30秒〜1分耐えると痛みのピークが終わる。きっと陣痛の痛さはもっとすごいんじゃないかと思い耐えるが流石に限界を迎える。

トイレに行くと出血量が増えているため、陣痛と判断してオットを起こす。

病院に電話するときにちょうど陣痛の波が来てくれて、痛そうな雰囲気を伝えられた為、来院の許可が降りる。

お腹は痛いが「まだ、前駆陣痛だと言われて帰されたらどうしよう」という考えが止まらない。

4:00

病院に到着。今宵はわたしたちだけが分娩のようだ。

この病院は、フリースタイル分娩を行っていて布団にまずは通される。

内診をしてみると、子宮口が3cm

初産婦なので、まだまだ時間がかかるんじゃないかという見立て。

ただ、もう陣痛は開始しているので入院が決定し安堵。

妙に部屋が寒く感じて、湯たんぽを総動員してもらう。

わたしも全く寝てないので、とりあえず7:00頃まで寝てくださいとのことで助産師さんが居なくなる。

オットにも眠そうだったので、陣痛がくるタイミングで腰をゴシゴシさすってもらいながら、合間で静かに休憩を取ってもらった。

わたしも、大きないびきをかきながら意識を飛ばしつつ

だんだん、陣痛の波が来るぞ!!!という感覚が出てきて本当に怖かった。

なのに、お腹が空いて途中でウィダーゼリーとブラックサンダーを食べる食い意地はあった模様。

7:00

「いたいいいいいい」と声が出てくるようになる

助産師が見回りに来てくれて、息を吐くように指示が出る。

陣痛が遠退いた間隔で「部屋をぐるぐる歩き回りましょう」という恐ろしい提案がくる。

布団の周りを何かの儀式の如くぐるぐる

途中部屋の窓の淵に掴まりながら、腰を回す


きっと、こんな陣痛はまだまだ序の口。もっと痛いんだろうなという、さらなる恐怖が出てくる。

痛い!!!これは結構痛い。うずくまって声が出せないような痛さを5回くらい体験して

いよいよ、2回目の内診へ

どうせ、まだ5cmくらいしか開いてないんだろうと思っていたが

若い助産師さんが、「ん??」って顔をして更に奥に指を突っ込む

「ちょっと待っててくださいね!」と少し慌てた様子で、ベテラン助産師さんを呼んで再度内診をすると

子宮口が9cmまで開いてしまっていることが判明

わたしもオットも驚きを隠せなかったが、マジで痛かったから開いてくれてて良かったと思った。

7:30頃

お風呂に入ってください!!と言われ、ヨレヨレになりながら服を脱ぎ、湯船に浸かる。コロナ対策なのか換気扇がガンガンに回っていて寒い。

陣痛の波に堪えながら湯船に浸かると血の塊りがところどころに付いている。

裸だし痛いし、本能・野生剥き出し!!!みたいなスタイルで思い出すと少し恥ずかしい。

オットはこのとき、親など各所に連絡をしていたようだ。

湯船に浸かって、お湯のゆらぎが陣痛を緩和させるというYouTuberの言葉が頭をよぎったが痛いものは痛い。

湯船から出るのがしんどくなりそうだったので、お風呂から上がると、布団がいよいよ分娩のスタイルに変わっていた。

助産師さんから「いきみたい感じありますか?」と聞かれるが、肝心のいきみたい感覚が分からない

うんこを出したい感じがないのだ。

ただ、この痛みに乗っからないと産むことが出来ないと思った。

とりあえず陣痛が来たら、「痛い!!!!!!!

んーーーー!!!」っと力を入れてみるが

痛いことを逃す為に精一杯で、お股よりも足や手に力が入ってしまう。

そして、9cmから全開にならないので焦ってしまう。

さらに、遂に恐れていた自分のうんことおしっこが出てしまう(幸い産褥パッドに乗ったので、大っぴらになることはなかった、、気がする。)

自分の排泄物が出てしまい、理性が戻ってきてしまいそうだったが、ここで我を取り戻すと「産めない」と思った。

8:00頃

ビーズクッションの上で四つ這いになっていたが、NSTをつける為仰向けになってくださいと言われる。

これがマジで辛かった。

痛い上に、重いお腹が重力と共に臓器や腰を砕いてくるような感覚がした。

普通に分娩台に乗るスタイルの人、尊敬する。あんなの力入らんわ。。

NSTを付けようとするが、子が下に下がりすぎてなかなか心拍が取れない。ふとモニターをみると60まで下がってきていることに気付いて慌てて、酸素を送るように心掛けるが痛みとパニックで難しい。

オットが「ゆっくり呼吸して!」って言っていたような

そうこうしているうちに、「バツっっ!!」と何かが弾ける感じがして破水。(ものすごい分厚いビニールから水を出したようなそんな感じ)

助産師さんが「声出して息吐いてー」と言ってくれたので

これは進研ゼミで習ったところの、もう子供が出てくるやつだと思った。

途中で頭を触らせてくれたりしたが、正直それどころではないが

そこからは自動的に降りてきて、お股がメリメリと裂けながらも

8:20 出産


出産したら感動で泣くかと思ったけど、達成感の方が大きくて思考が停止していた。

でも、本当に人間がお腹の中に居たんだっていう不思議な気持ちがあった。

オットは泣いていた。立ち会えて本当に良かった。

出血量が若干多くて、しばらく寝たきりだったけど出産後は母子ともにアドレナリンが放出されるようで

あんなに痛くて辛かったのに、心がだいぶ穏やかでゆっくり寝て起きたってくらい元気なことに驚いた。

家族3人元気に会えて本当に良かった。これに尽きる。

コロナ禍で世の中が混乱に陥ってたこと

満員電車の中通勤している罪悪感と不安感など

情勢に振り回された妊娠生活だったけど、オットの献身的な支えと協力が無ければたどり着けなかった未来だと思う。

振り返るたびに、涙が出そうな出来事だ。

ありがとう、ありがとう。

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産後、入院中に例外なくマタニティーブルーズになったことは後に書きたいと思います。


産後3週間目にして、ようやく子供が可愛いと思えるようになりました 苦笑


都内の不妊治療専門外来の口コミがみれる、ホットペッパー不妊的なものがあればいいのにな。そしてどこの病院もクレジットカード使えるようにしてほしいな。