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2024.07.05

7月5日(金)、新宿WildSideTokyoにてLIVE出演させていただきました!

KoH-YA Presents
『Shout It Out Loud!!』

今回のイベント主催のKoH-YA君は、私にとって後輩であり友人であり大事な音楽仲間のひとり。音楽をつうじて知り合った我々ですが、何だかんだで6~7年ほどの付き合いになるのかな…?今回は主催イベントの出演オファーを頂けたこと、本当に嬉しく思っております!

終演後、私のステージを何度も観て知ってくれている彼に言われた「Kasumiさんのステージは間違いない」という言葉を胸に刻み込んで、より一層精進していこうと決意を固めました。先輩として。

改めまして、KoH-YA君、演者の皆様、ワイサイのスタッフの皆様、そして会場にお越しいただいたり配信でご覧いただいたお客様、ありがとうございました!最高のイベントに携わることが出来たことを光栄に思います。またお会い出来る機会がございましたら、何卒よろしくお願いいたします!



さて、本題はここから。
「LIVE楽しかった!!演者の皆様最高過ぎる!!超素敵なイベントだったー!!!」といった感想は既にインスタに投下したので、noteでは私自身のお話をしようかなと。ご興味ある方(もしいらっしゃったら、そんな貴方は超絶レアですが…)よろしければ、お手隙の際にでもお付き合いくださいませ…!


7/5@新宿WildSideTokyo-set list-


まずはセットリストの公開から!

-set list-
M-1.夕闇のうた(KEIKO cover)
M-2.雲雀(ASCA cover)
M-3.白銀(LiSA cover)
M-4.君の中の英雄(栗林みな実 cover)
M-5.With you(shuhey feat.Kasumi※ブックレット表記はHeinz and McCain)


〜前提として〜

まずはじめに、今回のセットリストは全曲、「私自身が誰よりも一番楽しめること」を念頭に置いて考え抜いた曲目です。

上記のセットリストを一読すれば、曲をご存知の方であればLIVEをご覧になっていなくともお気付きになりそうですが、1~3曲目は私の敬愛する作曲家・梶浦由記さんの提供された楽曲達をお届けいたしました。4曲目は人前で披露する機会のないまま長らく温めてきた栗林みな実さんの楽曲、そして〆の5曲目は私がオリジナル音源の歌唱と作詞をさせていただいた曲です。

私は突出した特技や特徴を持っている訳でもなければ、ここぞという場面で面白いことを言えるようなキャラでもなくて、ほんとうに比較的平凡な人間なので、何か一つでも極めないままステージに上がると一瞬で空気に呑まれてしまうんですね。特に今回のLIVEで自分以外の演者は全組ユニットかバンドだと分かった時は、ソロの私は本気の本気でかからないと喰われてしまう…と戦慄しました。(笑)

なので今回はいかに突出するかを考えた結果、「私の"好き"」を凝縮して、モチベーションも最高潮に保ちながら私なりに極めていくことがある種の個性に繋がるのかもしれない…と思い、今回はこのセトリにしようと決心したのです。

あわよくば、私の愛してやまない音楽を一人でも多くの方に知っていただき、こんなにも熱くなれる素敵な曲が、歌があるんだと、少しでも心を揺さぶり感動を分け与えられていたのならば幸いです…!


M-1.夕闇のうた(KEIKO cover)

【TVアニメ『戦国妖狐 世直し姉弟編』エンディング曲】

「Kasumiとはどういった歌い手なのか」それを知らしめる1曲目に選ばせていただいたのは、『夕闇のうた』。

私のことをある程度知ってくださっている方であれば既にご存知かもしれませんが、私がこの世で最も推す女性…即ち、"神推し"!それがKEIKOさんです。

話が終わらなくなる…もとい、話の本筋から逸れてしまうため、本記事で"神推し"について語るのは控えておきますが…今回『夕闇のうた』を選んだのは、ただ単純に好きだからという訳ではなく(まあ、大好きなんですけどね!!)、敢えて人前での披露を目標とすることで自身にムチを打つことが出来ると判断したからです。

ほんとうに心から愛しているこの歌を、そして推しの存在を、一人でも多くの方に広めたいという想いは当然初めからありましたが…同時に、この曲だけは生半可な気持ちでは歌えないだろうと思っていたこともまた事実で。割と本気でカバーさせていただきました。(笑)

私がこんなことを言うのは非常におこがましいと承知の上ですが、地声の低い私にとって、同じように地声の低いKEIKOさんの歌からは大変多くの学びを得ることが出来るのです。

繊細な息遣い、発音の強弱の塩梅、言葉の意味や一つ一つのフレーズを崩さないよう調整された抑揚…全てをこなす自身の身体が楽器そのものであるという意識を強く保つことを心掛けるようにしていました。

彼女のように魅力的な御声で聴く者・観る者の心を全て掻っ攫うような素晴らしい歌唱と身のこなし…まではいかなくとも、ほんの、ほんの少しでも近づけやしないか?と、ヒントを探るように様々な角度から勉強させていただきました。

また機会があれば、挑戦したいと思います…!


M-2.雲雀(ASCA cover)

【TVアニメ『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-』エンディング曲】

一番歌い慣れている、と思っていたこの曲。
初めて披露したのは2020年1月に開催したツーマン主催LIVEでしたが、その時はバンド編成でお届けしたので、ソロとしては今回が初めてです。

練習の段階で、まずはこの曲から自信を持って歌えるレベルまで固められる確信があったのですが、案外そうでもなくて…。

ボイトレにて先生の前で初めてこの曲を歌った際、私は自分にとって出来る限り明るめなトーンの声色に設定して歌唱していました。私は楽曲によって、声色のトーン及び歌い方を変えて表現することがままあるのですが、仕込み始めの当初の『雲雀』はまさにそのパターンだった、ということですね。

ですがその歌唱を聴き終えた先生からのご助言は、「もっとKasumiの声で良い」といったものでした。その要点だけを抜き出すと至極シンプルにも捉えられますが、私にとっては非常に大きな気付きを得るきっかけとなったのです。

先生のご助言どおり、自分の"素"に限りなく近い声色に変えた歌唱を試しに聴いていただいたところ、「絶対にこっち!!」…とのことで(笑)、この時ようやく私にとっての正解が判明しました。

飾らない素直な自分の声で歌うと、声帯にかかっていた余分な力がみるみる抜けて、どの歌詞を口にしても負担はなく、まるで言葉が全身から空に飛んで出ていくような感覚に…何だか、今までで一番ラクな歌唱が出来たのです。当社比。

言葉(歌詞)を歌に乗せて聴き手の方へと真っ直ぐに届けることは、歌い手にとって基本中の基本、且つ重要な役割。聴き手の心を揺さ振るにはそういった技術も磨き続けなければならないなと常々思います。

声色を作って操ることも一つの表現方法だと考えていたのですが、そこに少しでも不自然さを露呈させてしまうと、歌を届ける上で最も肝心な"何か"を見えなくしてしまうのかもしれませんね。

「私の声で」…それは『雲雀』以外の楽曲、ひいては今後の私の歌唱にも繋がる大きなキーワードとなったといっても過言ではありません。

《大事なものは ひとつじゃないの》
『雲雀』の中で、特にお気に入りの歌詞です。伝わっていたら嬉しく思います。


M-3.白銀(LiSA cover)

【TVアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』エンディング曲】

いやあ、これは…大変でした。
リズムが重要なのは明白で、少し昔の私であれば人前で披露することは一生なかったであろう、私にとってはこれ以上ない苦手分野。

ですが口ずさんでみると「あれ?意外といけるかも?」ということに気付き…歌い慣らしていくうちに、いかに歌で高揚感を表現出来るかを突き詰めるのが楽しくなっていったのを覚えています。

リズムに加えて何が大変だったかというと、やはり「声」の部分でした。

LiSAさんのようなパキッとした明瞭な声色を出すのは一苦労で(汗)、私なりに表現するにはどう歌いあげるのが正解なのか試行錯誤の最中、歌の先生からは「力みすぎている」とご指摘いただきました。案外自分が思うほど声のトーンを明るくしなくても大丈夫、といった具合で。

『雲雀』でもそうでしたが、やはり勇気を出して「私の声」で歌唱してみることによって、自分にとって新たな発見と遭遇出来たような気がします。

私には、出来ることよりも出来ないことの方が圧倒的に多いです。だから理想どおりの声色を出そうとしたり、印象強く特徴づけるために癖を加えたりなど、目標に近づくために様々な挑戦をする名目で自分自身を殺す時もありました。

自分(の声)を信用出来なくて、歌う際の声を作り上げることもありましたが、実は「私の声」で歌い切った方がよっぽど心身共にダメージレスだったのだなと、今ではそう思います。

「私の声」で『白銀』を歌えたことが本当に嬉しく、また同時にまだまだ磨けるはずだなとも思っております。

LIVE当日は会場にお越しくださった方々が一緒に手拍子を叩いてくださったり拳を振り上げてくださったりしたおかげで、私の想像以上の盛り上がりを見せていただきました…!私自身も楽しく歌えて本当に幸せでした。


M-4.君の中の英雄(栗林みな実 cover)

【TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』第一部・フリット編のエンディング曲】

実はこの曲、ボイトレで歌った際に最も課題が少ない曲でした。自分でも意外だと思ったのですが、声の乗せ方や飛ばし方、それに音域等が割と合っていたのでしょうか…。初めて先生の前でセトリをひと通り流して歌った際、一番大きなグッドを頂きました。(笑)

この曲を選んだ理由はラストに持ってきた曲に絡んでくるので、次項へ!


M-5.With you(オリジナル楽曲)

【shuhey feat.Kasumi ※ブックレット表記はHeinz and McCain】

過去にLIVEでご一緒させていただいたこともあるshuheyさんの作・編曲、そして私は歌唱と作詞で参加させていただいた『With you』。パワフルで「アニソンっぽさ」満載、そして「どことなくガンダムの主題歌っぽい」をテーマに(裏テーマだったっけ…?)仕上げられた、とにもかくにも激熱!な一曲なのです。

今回のカラオケ音源でのソロLIVE出演が決まった瞬間すぐ、絶対にこれは歌おうと決めました。この曲が持つ絶大な熱量に助けていただこうというほんの少しの甘えと、そんな熱量に負けないほどの歌唱をしてのけなければならないぞという自らへの戒めを込めて。ラストはこの曲しか考えられませんでした。

こんなにもカッコいい曲があるんだと皆さんに知っていただきたくて、それこそ「この曲、何のアニソン?」と思わせたら勝ちだと思っていましたし、そう思わせられると確信出来る曲なので、本物のアニソンの中に混ぜる形でセトリに組み込みました。

さらに「本物のガンダム曲と続けて聴いてみたら『With you』もより一層ガンダムっぽくなるのでは…!?」と閃いた私は過去のガンダム曲を調べた結果、リリース当時から好きだった『君の中の英雄』の存在に気付いたのです。

試しにその二曲をプレイリストに並べて流してみると、それはもう驚くほど"ガンダム"な『With you』…!(私だけかもしれませんが)これはもう、やるしかないなと。(笑)

情熱溢れる『君の中の英雄』は歌唱表現とパフォーマンスの両立という面でも大変勉強になりました。また中学時代にサンホラ(Sound Horizon)がきっかけで好きになった栗林みな実さんの歌声を改めて聴き直す良い機会にもなりましたし、地道な練習の日々に輝きを添えてくれていたような気がします。


〜おわりに〜

今回、そして恐らく今後も、LIVEステージで歌わせていただくのは私が本当に(趣味的な意味で)好きな曲ばかりになるかと思います。前提でもお伝えしたように、「好き」を極めることで何か掴める感覚があると信じて、地に足をつけて己の道を歩んでゆきたい気持ちです。

そもそも頻繁にLIVEをする予定はなかったのですが、運とご縁が重なり合った結果、偶然にも来月また新たなLIVEスケジュールが決まりまして。8月14日(水)夜となります。詳細はXで告知させていただいております!

最後に…このnoteはそんなに多くの方の目に触れられていないだろうと踏んで(まして最後まで目を通してくださる方がいらっしゃるのかどうか…)ここだけの話ですが、8月14日のセトリは出演決定とほぼ同時に決まっていました。4曲歌わせていただくのですが、全4曲、梶浦楽曲です。ええ、攻めますとも…。今回はトップバッターを務めることになったため、もっと耳馴染みのある選曲がいいのかな?といった考えもありましたが、私は我を貫くことに致しました。

さて、また練習が大変だ!自分の首をぎゅぎゅっと絞めておりますが何とか頑張って参ります。

ここまでお読みくださった方、私の自己満足記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。また次回まで。


Kasumi

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