生成AIで企業の7割時短~20230804日経朝刊1面
日本経済新聞の調査によると、主要企業の7割が人工知能(AI)を使って業務を効率化し、労働時間の削減を計画しているという。
主要企業という定義があいまいではあるが、おそらく日本に古くからある伝統的な企業において、AIを使用した業務効率化効果は大きく発揮されることが容易に想像される。
私もかつて大企業に勤めていたことがあるが、作成しなければならない資料の多さには辟易した。もちろん事案検討のために必要な情報を収集することは重要だが、それをカスタマイズして色々なところに回付するためのフォーマットに当て込む作業もそれなりの量があった。会議の議事録作成も時間を要する。こまごまとした作業が人に依存してしまい、タスク化して人に割り振りきれない作業も多く個人は抱えているはずだ。
主婦の世界で「見えない家事」というワードがはやり、多くの主婦の共感を得たものと思うが、会社においても同じことが起きている。特に昔からの習慣を重んじる企業ではなおさらだ。
無駄な作業による無駄な残業。長時間労働を美徳とする文化。多くの企業ではコロナによって状況が変わっていると信じているが、このAI利用がより一層意識の変化をもたらし、短時間で仕事を終えることを美徳とする文化へ変化してくれることを祈っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?