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英国陸地測量部見学

先日、英国陸地測量部というと重々しいですがOrdinance Surveyという会社見学に行ってきました。学校の授業の一環で。あんまり前情報なく行ったので、現地では、これは私企業?政府機関?となりながら帰ってきたんですが、2015年から英国政府100%出資の企業となっているようです(いわゆる民営化された企業、ゆうちょとかJRみたいなもの)。日本で言うところの国土地理院と航空測量会社と一般地図作成出版会社を足し合わせたようなとても大きな機関です。

日本の地図関係を取り仕切る機関としては国土地理院ですが、これもWW2以前は大日本帝国陸軍陸地測量部といって、軍の組織の中にあって、GHQによって組織自体が解体されそうになる前に、国土地理院、という軍に関係なさそうな組織名にして解体を免れた、というような話を以前地理院の職員さんから聞いたことがあります。自国の地理情報を司る機関を解体されたら、だいぶ大変ですからね。

実は今でも、多くの途上国では国土地理院のような組織は軍の組織下にあることが多いです。だからその組織の長官は軍の人だったりして、結構重々しいことも多いし、とにかくデータを出したがりません。地図はその国において大変重要な防衛機密に当たるので、考えてみれば当然のことですが、のほほんと育ってきた日本人からすると、結構びっくりします。ちなみにアメリカはアメリカ地質調査所(USGS)という組織を持っていて、非常に力を持っていて有名です。

さて、この組織では地理空間情報に関わることは何でもやっています。ということで自動運転技術もやっているとのことで、実際の車両を見せてもらいました。

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結構小さくて二人乗り。頭についているのはレーザー機器、これで周囲のものを認識します。前横後ろに光学カメラが付いているそうです。

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後ろ側にはハードディスクとかが乗っています。車体の柄がかっこいいよね。このデザインセンスは日本にはないですね。日本の公的機関の地図はすべからくダサいです…。

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正面玄関。ほんと大きいです。

その日は、ヘロヘロになりながら友人と会食したんですけど、コヴェント・ガーデンはすっかりクリスマスの雰囲気、このヤドリギのシャンデリアは素晴らしく美しかったんでおすそ分け。

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冬だから暖かくして、よく寝てください。

ではまた。




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