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春日華子の「性」なる日記 ツギイコウ

前の日から雨だった東京。
この日は本格的に降り続けていた。
どうしても雨の中ではできない仕事のため、長期滞在になるので

ゆっくりしよう。

と、言いつつ。ゆっくりではなくぼんやりしていた。

ぼんやりすると人間ろくなものではなくて、えらく元気に
ツギイコウ!と月明りでみたサイトを朝から拝見。
どれどれ。と、じっくりプロフィールを読む。
なんとなくピンとこないし、なんとなく顔は隠れているし、
いやいや、20代男子はまずいでしょ。
だは~っ。

何やってんだ。
仕事しよ。

パソコンを開いて作業をするも昨晩の不完全燃焼がもやもやしてきて
スマホからやっぱりそのお店を見てしまう。
だんだん怖いものがなくなるお年頃の上に、とうとう足を踏み入れた世界。
お金で男子の時間を手に入れる。
なんちゅうことをしてるんでしょう。と、いいながら画面をスクロール。

手がとまる。

何回も見てたけど急に気になったアキラ君。30代。
もう、迷いなく即電話。
急だったけどアキラ君に会えることになった。

病気だよね。

ドキドキを感じて吐きそうになって、コンビニでお酒を買って。
とりあえず飲む。
平常心ではいられない自分の行動。飲む。飲むしかない。

口から卵をまた、産んでしまいそうな感覚で待ち合わせの場所に行った。
「ヨウコさんですか?」
口から卵を産みました・・・。
足が震えるほど私の好み。
直視できない…。
「はじめまして。アキラです。今日はありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそ急なお願いで・・・。」
直視できない。直視できない。

どうやって自室に帰ったかも覚えてないアキラ君との出会いだった。

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