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フットボーラーとファッション クラウディオ・マルキージオ編

サッカー選手をはじめプロアスリートはお洒落な人も多いが、ほとんどはラグジュアリー系、ストリート系、ヒップホップ系に分類され僕の専門?のクラッシック系やトラッドっぽいファッションを好む選手はあまり見かけない。
そんな中、我らがクラウディオ・マルキージオはクラシック系のファッションを好む数少ない(元)アスリートの一人だ。
今回はプレーではなく彼のファッションについて掘り下げてみたい。彼のファッションの振り幅の広さには驚かされた。

クラウディオ・マルキージオについて選手としてのプロフィールは以下の通り

甘いマスクにブルーの瞳。下部組織出身でプレースタイルはエレガントかつ、ハードワークも厭わない。ぼくも大好きな選手だったが人気が出ないわけがない。
彼のプレーはご存知の方も多いだろう。ここからはピッチを離れた彼の華麗なるファッションをご紹介しよう。目の保養になる事間違いなしだ。

スーツスタイル

マルキージオのスーツスタイルの特徴がベージュ、ブラウンなどのアースカラー系のスーツが多い点。この写真でもベージュのピークドラペルのスーツをさらりと着こなしているのは流石の一言。淡いブルーのシャツ、タイの白とエンジの色バランスも非常にいい。実にイタリア人らしいスタイリングだ。

モデルや業界人顔負けのカジュアルな着崩したスーツスタイル。
軽く柔らかいイタリアらしい仕立てのスーツをスキッパーポロと合わせてカジュアルダウン。ポロシャツの裾をタックインしてスラックスのディテールを見せているのもポイント。

アースカラー系スーツの極め付けはこちら。オールホワイトのスーツスタイルがここまで決まる人をぼくは見た事がない。ここで効いているのはベルトループ付きのパンツをあえてノーベルトにした引き算。ベルトをしてたら台無しになったスタイリングだと思う。
隣に立つ奥様を引き立てながら自分を魅せる事も忘れない。
次からはカジュアルなスタイリングをご紹介したい。

カジュアルスタイル

スーツスタイルとカジュアルは全く相反する感性が必要なので両方ハイレベルで着こなせる方はかなりお洒落だと思っている。
このスタイリングは上はタイト、下はボリュームをつけ上下で差を付けたいわゆるAラインというシルエット。上下のボリューム感のバランスが素晴らしい。色はブラックで統一。リラックス感もまとまりもあるスタイリングだ。さらにスニーカーでなくカジュアル寄りのレザーシューズをチョイスした点も革靴好きとしては嬉しい。これはかなり好きなスタイリングだ。

夏場のシンプルなスタイリングこそ小物でアクセントをつけるべしというこれ以上ない見本である。おそらくシャツをまくってタトゥーが見える分量まで計算しているのではないか。ボタン3つ開けは流石イタリア人。

クラシックなファッションを好む人はあまりストリート系のファッションは得意でないというのが一般的。しかし、アスリートであったマルキージオはこの通り。ブラックで統一感を出しながら足元のオレンジのスニーカーがかなりいいアクセントになっている。ストリート系のファッションもここまでキレイにまとめるとは脱帽である。

・まとめ

華麗なるマルキージオのコーディネート集いかがだろうか?マルキージオのファッションをまとめるとポイントは以下の通り。

・端正な顔立ちや自らのキャラクターを活かすために出来るだけシンプルなアイテム、色使いに徹する。基本ワントーンコーデで統一感を出す。

・ハットや靴などの小物の使い方が圧倒的に上手い。

・カジュアルからスーツまで幅広いファッションIQの高さ

お洒落な人にはいくつか種類があってアイテムや色の組合せが絶妙な方とシンプルで統一感を出して全体をまとめる方がいるがマルキージオは後者。
彼は顔がいいのはもちろんなのだが、そんな自分の魅力とその魅せ方をよくわかっているという印象だ。

彼のセカンドキャリアはまだ始まったばかり。サッカーの世界もいいがファッションの世界でも活躍を願ってやまない。今後も僕らを魅了し続けて欲しい。





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