中断後、ぼくがみてみたいユヴェントス

昨日、月刊ユヴェントスとライターの細江さんの動画を視聴して早くサッカー観たいという熱が一気に高まってきました。再開後は他のセリエAの試合も観てみようかな。

そんな中、セリエAは２０クラブがシーズンを完遂する事で同意したというニュースも飛び込んできました。どうなるか様子を見てみよう。ということで今回は個人的な願望丸出しで見てみたいユヴェントスのメンバーです。

・０トップシステム

・ディバラと偽９番

まずは前線です。僕は、ディバラを偽９番として起用する０トップシステムを推します。０トップシステムがハマった時の「わかってても止められない感」はトッティのローマ、メッシのバルセロナ、さらにサッリ自身が作り上げたメルテンスのナポリ等、他のチームにとって脅威です。０トップは２列目に降りてきて崩しの一角を担う偽９番。そしてその偽９番が空けた前線のスペースを使えるアタッカーの起用がセットになって機能する戦術だと理解しています。今シーズンのユヴェントスは前線と中盤にそれぞれを得意とする選手が揃っています。

ディバラは加入当初はザ・セカンドトップといったプレーヤーでした。昨シーズンロナウドの加入によって中盤と前線をつなぐリンクマンとしてプレーしましたが、徐々に出場機会を失い今シーズンが始まる前には売却対象になっていたのは記憶に新しいと思います。今シーズンはサッリの元で復活、リンクマンとしてプレーした経験が活きたのか中盤に降りてきてのチャンスメイク、自ら持ち込んでフィニッシュなどそのプレーは凄みを増した感があります。さらにCLのアトレティコ戦で決めた角度のないところからのFKが印象深いですがいい意味でのふてぶてしさも備わってきました。（ちょっと調子に乗ってる感もあり怖いです）今の彼は０トップの難しいタスクもこなせると思います。

・ペロッタ役を務めるのは

次はディバラの空けたスペースをつくアタッカー。ちょっと昔の話で恐縮ですがトッティのローマにおけるペロッタ役です。まずはロナウドです。味方が作ったスペースに飛び込んでワンタッチゴールというのは彼の１８番。偽９番が空けたスペースに飛び込んでくるのがロナウドとか相手チームは震え上がりませんか？中盤ではケディラさんとラムジーがこのスペースを使うのが上手い。特にラムジーはディバラと近距離でのコンビネーションも見せるなど相性抜群です。中断前のSPAL戦のゴールはまさにそんなゴールでした。

https://youtu.be/fBfHoi5FceU

このゴール、ファーサイドからロナウドが猛スピードでスペースに飛び込んできているのもポイント。ディバラにはラムジー、ロナウドの２人を使う選択肢がありました。

さらにこの試合の１点目はクアドラちゃんのクロスにファーから飛び込んできたロナウドのゴールでした。このゴールにディバラは直接は絡んでませんが、中盤に降りてきていて空いた前線のスペースをロナウドが使ったと言ってもいいと思います。ユーヴェが今後目指すのはこういうシーンの再現性を高めていく事だと僕は思います。

ロナウドの起用は確かに守備のリスク込みです。彼のいる左サイドのスペースのケアはマテュイディにお任せしましょう。マテュイディは足元のスキル不足がネタみたいになっていますが彼の好守に渡ってのダイナミズムはユヴェントスにとって必要不可欠だと思います。（ラビオは彼と一緒にプレーするうちによくプレーを盗んでね）

・ドウグラス・コスタをどうしても諦められない

右WGにはドウグラス・コスタがファーストチョイス。でも彼はとにかく怪我が多い、おそらくプレーに身体がついてこれないのではないかと。

それでも彼を諦められないのは好調時の彼は世界最強のWGだと思うからです。今シーズンのCLロコモティフ・モスクワとの何もないところから生み出したゴールはまさに衝撃でした。

16－17シーズンのCLでバイエルンと対戦した際、彼はドリブル、高精度のクロスでユヴェントスを苦しめました。その時の彼のプレーが今でも忘れられません。

ドウグラス・コスタのすごいところはあれだけのドリブルを持っていながらプレーの選択肢やバリエーションが豊富にあることです。抜き切らずにクロス、シンプルに味方を使ったプレーやコンビネーション、さらに守備時にはきちんと自陣に帰還して守備ブロックの一員になる献身さも持ち合わせています。

今夏、ドウグラス・コスタを換金して代わりの選手を獲得するアイディアがありますが僕はまだコスタを諦められません。

・その他トピック

・SB

これは進化を遂げたクアドラードにかけてみます。今シーズンのユーヴェで幅と奥行をもたらせるプレーができるのは彼だけです。守備の不安定さも改善されつつあり、攻撃面での貢献を思えばおつりが来るのではないでしょうか。あと、コスタと一緒で怪我さえなければデシリオも諦められない。

・ピャニッチorベンタンクール問題　

ピャニッチとベンタンクール、どちらにアンカーを任せるかは昨晩の細江さんと同意見です。シーズン通してベンタンクールにかけるのはまだ時期尚早だと思います。今シーズンは併用でいいのではないかと思います。

・ベルナルデスキのポジション

今のユーヴェだと、ウイング一択なのかと。メッザーラもサイドバックもちょっと難しい。偽９番も降りて受けるまではいいのですがそこからのコンビネーションには課題があると思います。コスタにフル出場を期待できないのと中断が空ければずっと週２ペースの過密日程だと思うので出場機会があった時になんとかアピールするしかない。

・ルガーニ、ボヌッチ にかける思いは散々Twitterで述べている通りです。

・ぼくがみてみたいユヴェントス

以上を加味したユヴェントスのスタメンはこの通りです。いかがでしょうか。ずいぶん攻撃に振ったチームですが、ユーヴェはらしくないかもしれないですが、今シーズンはとにかく殴るサッカーをするしか勝機は無いと思っています。サッリ監督にはアッレグリみたいに相手がパーを出すのを確認してからチョキを後出しで出すみたいな事は出来ないと思います。早くコロナが収束してサッカーについてあーだこーだ言える日が来ることを願っています。いつも読んでいただきありがとうございます。