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社会人から伝えたい学生時代に取り組むべき3つのこと

以前 「社会人が「アイドルの恋愛」から学ぶこと【後編】プロの仕事と罪の所在」というnoteの中で、私自身の考える「プロの仕事」について少し書かせていただきました。

noteを読んでいただいた方から「勉強になった」という声をいただいたこともあり、今回は私の拙い社会人経験を通して「学生時代に取り組んでおくべきだ」と感じた3つのことについてまとめさせていただきます。

実はこの内容は大学時代の部活の後輩に向けて書いた内容の焼き増しになります笑 一応気をつけて書いているつもりですが、「先輩風を吹かしてんな」と思う言い回し等がありましたらご容赦ください。

では早速本題に入ります。

①原理原則を見つけ、再現性を生み出す


・物事の法則や規則性を発見/自分なりに定義する
・原因と結果を分析し、仮説検証を自走して行う
・自らの考えを整理し、言語化して人に伝える

例えば一人の営業マンが良い売上を獲得出来たとしても、売上の作り方(顧客へのアプローチの仕方、クロージングの方法)に再現性がない場合、その売上は偶然の産物かもしれません。

ですが、もしそこに何かの法則・勝ちパターンを発見することが出来れば、継続的な売上と仲間へその手法を横展開することも可能になります。

何かの法則を見つけるには、仮説と検証が必要です。

前述の営業マンの発見が完全に的外れであったとしても、少なくとも「違うアプローチを探そう」という知見が組織に蓄積されるのですから、個人の評価が下がることはありません。

(余談ですが、一緒に仕事をしている仲間の中でもリクルート出身の営業マンは鍛えられていますね。原理原則が明快で、かつ再現性が非常に高いものです。)

体育会系の部活では、勝負に強い・試合に勝つ選手は勿論素晴らしいですが、「そのプレー / スキルのプロセスを分解して他の部員にも教えることが出来る」部員は目の前の試合に勝つ事以上に価値のある学び(社会人になっても腐らない)をしていると私は思います。

何かの部活に所属していない人でも、生活の中で目標を立て、それが実現するためのトライをしてみてください。

例えば、ダイエットでも、「早寝早起き」でもいい。

もし「自身の習慣を変える/身につける」ことに再現性をもたせることが出来るようになったら、それが出来ない人と比べとても大きなアドバンテージを得ることになります。

②リーダーシップを発揮する

・主体性を持ち、”自分ごと”として組織の運営に関わる

「リーダーシップとは何か」を明確に定義することはそれを専門に研究する経営学者でも非常に難しいことです。しかし、少なくとも「何かをまとめる人間や先導役だけが持つべき素質 / 発揮すべき能力 」ではない事は確かです。

私は10名~1000名以上の規模の異なる会社で働いてきた経験があります。

組織が大きくなると組織の全体像を掴むこと/意思決定に関わることは難しくなることは事実ですが、どんな規模でも”リーダーシップを発揮しない人間は不可欠な人材にはなり得ない”というのが個人的な感想です。

今自分が所属している組織(研究室 / 部活 / サークル / バイト先)の中で、メンバーを見渡し、組織のあり方・進む方向について主体的に関与することを強く推します。

幸運なことに私は部活の同期にリーダーシップを発揮する人間が多くいました。

少なくとも、重要な決定を部長や副部長に一任することはなかったと思いますし、「ダメなものはダメ」とお互いに言えるメンバーが揃っていたと思います。(これは年月を重ねても連絡を取り合える関係性を続けられている要因の一つだと感じます。)

その組織の中でのポジションや学年に関係なく、「練習内容に改善の余地があれば意見を出す」「周りの仲間が困っていたら声をかける」「飲み会の幹事を引き受ける」何でも良い、率先して取り組む・主体的に関わる人は評価されるべきです。

これを読んでいる人には組織のリーダーシップの総量が増えるよう、是非その力を発揮して欲しい。

君が動くことで誰かに / 何かに影響を与えたなら、それこそがリーダーシップです。

③笑い・ユーモアのセンスを磨く

・人を楽しくさせる人の周りには人が集まる  
・ノーサイドで笑いあえるから本気の議論ができ、ギブし合える関係が生まれる

優秀と言われる人材・強力なリーダーが揃っても、勝てない組織はいくらでも存在します。

個人的にその理由の根底には「人間そのものへの理解の不足」があるのではと思います。

組織全体の成長には当然個人の成長が必要不可欠ですし、順調な時より予期せぬ事態に陥った時にこそ組織の地力が試されます。

笑い・ユーモアのセンスの無い人間は、余裕がなく、不安感と緊張を与え、自由な議論・積極的な挑戦(失敗の許容)を阻害します。

“苦しい場面で、ピンチをチャンスと思えるか。”
 “失敗を良い教訓と捉え、前向きに挑戦し続けられるか。” 
”自分だけでなく、周りの人間のためにも努力しようと思えるか。”

笑いとユーモアを上手に使える人間は、緊張を緩和し、健全な議論・コミュニケーションを生み出し、他者のモチベーションの維持にも貢献するのです。

何より、笑い・ユーモアは再現性が極めて難しいスキル。だから、笑いで一本をとることも、飲み会で伝説を作ることだって価値があるのです。

終わりに

私の駄文にお付き合いいただきありがとうございます。

特に大学生や新社会人の方に目に触れて、少しでも「ふんふん」と納得いただけるポイントがありましたら幸いです。

私自身は地方の国立大出身で、就職して上京してから「学生時代に社会人の方から話を聞く経験が少なかったこと」をとても後悔しました。
(少し偏見が強いですが、地方大学の部活の練習に顔を出せるOB連中というのは、普段仕事でどんな仕事しているのかピンキリな訳で。)

「就職活動をするから」という理由ではなく、常日頃から社会に出たらどんなことが役に立つのか/必要なのか ということを直接仕事をしている人に聞く機会を作ってみることをお勧めします。親戚の方に話を聞いてみるとかからスタートしても問題ありません。


さて、最後にお伝えすると、このnoteは「本当に書きたいと思っていたnote」を書くにあたっての前段階の内容だったりします。
(なるべくそっちを早く書いて出したい笑)

ということで、また違うnoteでお会いしましょう!

アディオス!

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