朝に思い浮かぶモノ

今朝は「あんこが食べたい」と叫びながら起きた。

起きた瞬間に頭の中にあんこが浮かんだのだ。

起きてすぐに浮かんだメロディーがしばらく頭から離れないことがあるが、そんな感じだ。

今日はあんこが食べたい。

たまには、朝思い付いたことを実行してみるのも良いもんだという話。

朝、起きてから日記を書き、朝食を食べる頃には、もうあんこのことは忘れていた。

今日は娘の宿題が終わったら、美術館に行く約束をしていたので、昼食を済ませて美術館へ行った。

館内を楽しみ、ショップではオネダリされ、絵本を買わされるという、いつも通りの平凡な時間を過ごした。

帰途、和菓子屋の前を通ると

娘が

「メロン大福買って！」

と言った。

娘の言葉を聞いて、あんこのことを思い出した。

ふたりで店内に入った。

メロン大福の存在を初めて聞いたけど、私が小学校の時に食べたイチゴ大福を思い出した。

あの時の感動は忘れない。

大福の中に、水々しいイチゴがいいアクセントになって、世の中にこんなに美味いものがあるのか？と思ったほどで、それ以来の大好物だ。

当時は、30年以上前で、イチゴ大福の存在自体が珍しかった。

娘は当然にメロン大福をチョイス。

私は、メロン大福にも惹かれたが、朝「あんこが食べたい」と叫んでいる手前、迷わずあんこの味が引き立つ、みずもちにした。

家に帰って、娘は笑顔でメロン大福を頬張った。

あの時の私の感動のように、娘はメロン大福が好物になるのかな。

私は「あんこ美味い」と叫びながら、ジャパニーズなティータイムを過ごした。