見出し画像

こころを支えるもの 〜&恐怖って何だろう

思いつくまま書いたのでまとまりが悪いですが
ご容赦ください。


身体が弱ると、精神的にも弱ります。
入院前には 死ぬことも覚悟しており 恐れなかった私が
退院後は わけのわからない不安と恐怖に苛まれて
その時その時をやり過ごすのがとても大変でした。
一日がとても長く、
夜はもっと長く、暗闇の中ひたすら不安や恐怖と向き合っているのです。
耐えられず、息子に付き合ってもらった夜もありました。

恐怖の対象が何なのかはわかりませんでした。
「死」ではないと思うのですが、
自覚していないだけで本当は死ぬのが怖かったのかもしれない、とも思います。

日中は 近くに住んでいる弟家族と過ごすようにしました。
幸い夏休みと重なっていて、姪っ子たちがずっとお休みだったため、
朝から夜まで毎日一緒に遊んで過ごしました。
とにかく不安で仕方なく、一人ではいられなかったのです。
嫌な顔ひとつしない義妹には本当に感謝しています。

夏休みが終わる頃には強い不安感に襲われることは少なくなっていたので
日中最寄駅まで歩いて行き、
駅ビルの最上階にある本屋わきのベンチで本を読んだり、ネットサーフィンしたりして過ごしたりもしました。
本屋に来た人達が隣のベンチにいて、レストランもあるのでカチャカチャと食器の音や話し声が聞こえていて安心できました。

息子の帰りはいつも遅かったので、
夜不安に襲われた時は、近所のコンビニまで散歩して
コンビニをうろついたり、コンビニ前でしばらくぼーっとして
気持ちが落ち着くまで過ごしたりしました。

そんな毎日を過ごしていて
2ヶ月を過ぎた頃から、気持ちがしっかりしてきました。
ちょうど体重減少が止まり、底から少し這い上がってきたくらいの頃です。
その後は体重の増加とともに夜も眠れるようになり
不安感はだんだんと感じなくなりました。

そうなってはじめて気付いたのですが、
それまで感じていた不安や恐怖は、
パニック発作の予期不安だったのだと、、、
実際2回ほどですが軽い発作は起こしていました。
でもまさか常時感じている不安が、パニック発作の予期不安だとは思いもしなかったのです。
6年ほど前に患っていたパニック発作※の名残で、年に数回は夜中に軽い発作は起こしていましたから。
でも思えば、当時も本屋にはよく行っていましたね。

※ここであえて「障害」と呼ばないのは、私の場合、障害らしき障害がなかったからです。ただ発作が起こるだけであり、行動の制限がほとんどなかったからです。今回は逆の作用でありありですが、、、

私のパニック発作は、よく聞かれるタイプと違い、
一人の時に起こりやすいのです。
普通は人混みや電車などがダメと言われていますが、
私の場合は自分の家で一人でいる時、特に夜中が多いのです。
突然目が覚めて発作を起こしたりします。
それが身体の衰弱とともにぶり返していたようです。


ここで少々話が飛びますが、
私が中学3年生の時、飼っていた犬が老衰で亡くなりました。
亡くなる直前の1〜2ヶ月の間、
気丈でとても強かった子が、
夜 寂しがり一人では寝れなくなりました。
身体が衰弱し、精神が弱り、不安で仕方なかったのだと思います。

そんなことを思い出し、
自分とも重ね合わせて、
ああ、体力や健康状態って、こんなにも精神に影響を与えるんだな と
実感しました。

パニック発作の恐怖の先にあるものがなんなのか
についても考えました。
「死」だという自覚はありません。
発作そのものはもう脳の生理機能の暴走で、そういう病気なので死がどうのという問題ではないのですが、
「恐怖」を恐怖たらしめる何かがあるのでは、と思ったんですね。
わかりませんでしたが。。


病気を克服するには、ポジティブな感情が大切だといわれます。
笑ったりリラックスしたり感謝したりすると免疫力が上がるというものです。
でも私も経験したように、病気で体力がなくなってしまうと、
ポジティブな感情よりも不安や恐怖といったマイナスの感情に支配されやすくなってしまうのです。

よってとにかく食べて少しでも体力をつけるしかないのですが、
体調不良で食欲も減退していて、栄養の吸収率も落ちている状態では
なかなかこれが難しいのですよね。

それでも何とか工夫して栄養を摂るしかないのです。
ここが戦いの前線であり、休むのはいいけど絶対に諦めてはいけないところなのです。
心がやられ、体力が減退するごとに、加速度的に死が近づきます。

感情については、自然と沸き上がってくるものでもあるので難しいですが、
少しでも栄養の吸収率を上げて、免疫力も上げて体力回復を後押しするために何とかしたいところです。

私は家族や親族に支えられて本当に恵まれていたと思いますが、
そのような環境を得られない場合でも、
何らかの方法を見つけて、一日のうちにちょっとでも
気分転換したりリラックスできる時間を設けて過ごしていきたいと思います。
ニャンコと遊ぶほか、最近はティータイムを意識してとるようにしたり、
花壇に好きな植物を植えたりしています。

それでも元気が出ない時もあります。
そんな時はやっぱり寝てしまったりしますけどね…
明日は頑張ろう、と思いながら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?