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益田ミリさん原作 ドラマ『僕の姉ちゃん』

大、大、大好きなドラマがある。『僕の姉ちゃん』だ。

暇さえあれば見ている。夫がお風呂に入った時に一瞬。
朝の家事が終わったら、10分だけとか。

何が好きなの? と言われたら、全部。

主題歌 ハンバート ハンバートの 『恋の顛末』から始まって

エンディング曲 OKAMOTO'Sの 『Sprite』で1話が完結するまで、ドラマに関わる全てが素敵だ。

ゆっくり、ゆっくりと時が流れるこのドラマは、
お風呂に入ってるみたいにジワジワ体に心地良さをもたらしてくれる。

姉のちはると弟の順平の束の間の2人暮らしが描かれていて、2人の会話がとっても微笑ましく、かつ心に響く。

そして笑っちゃう。

例えばこんなシーン。

弟の順平が、”女の子が欠伸をしたりする無防備な所がかわいい”と話すと
黒木華さん演じる姉ちゃん(ちはる)はピシャリと一言。

「女に無意識などない」

そんな手厳しい姉ちゃんだけど、

弟の順平が
「人生で一番大事なことってなんだろう?」
と問うと、

ゆっくりとした口調で、

「生きてるってことじゃない」

とかるーく答える。

順平のちはるへの絶対的信頼が溢れていてるシーンも良い。

カフェの定員さんにドーナツをお皿に乱暴に
ボンっとおかれ、順平は思う。

姉ちゃんならあんな風にドーナツを置いたりしないだろう
家ではぐーたら姉ちゃんだけど、なぜか絶対にしないはずだと思った

2人が住む家も雰囲気が最高で、
晴れた日の家も、夜の家の灯りも
シンクに置かれた食べた後のお皿まで愛おしい。

一生懸命生きている魂が、細部にまで宿っているドラマだと思う。

だからか、順平が勤務する会社近くの”坂”まで輝いて見えるし、ちはるが家で履いているカラフルな靴下にもちはるの生きてる姿が宿っている。

”生きてる”がつまったドラマ

これを見てると、自分がいる部屋の窓から差し込む光まで輝いて見え始める。

とにかく、全部好きなの 全部。

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ちなみに原作は 益田ミリさん



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