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Google発SIY体験 第3日目

第3日目は発熱のため体調不良でリアルタイムでは参加できず、オンラインにて参加。


サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)概要

前回までの記事もご参考まで

3日目の学び「自己管理」

3日目講義もダニエル・ゴールマンのEQ(エモーショナル・インテリジェンス)が下敷きとなり「自己管理」にフォーカス。
自己管理とはなんぞやですが、

自己管理とは
自己の内面の状態、衝動、 リソースを 管理するプロセス

SIYプログラム

「内面の状態」は、感情を伴うものと捉えれば良いだろう。
「衝動」は、何か刺激を受けた時に情動が直接的に受け取る感覚と捉えることができるし、「リソース」は認知資源と捉えて良いだろうか?
認知資源とは、冷静に認識し判断するための資源つまり、十分に時間があり体調の問題がなく、プレッシャーを過度に感じすぎずに処理できるかどうかを管理するプロセスということになる。

EQにも示されているが、衝動を受け取ると扁桃体が反応し、その衝動が強い怒りや悲しみなどを受け取ると扁桃体により前頭前皮質が文字通りハイジャックされる状態になるという。
車の運転中に危険な割り込み運転にあって、クラクションを執拗に鳴らす行為や煽り運転に至ってしまうのは、衝動にハイジャックされて自己制御が効かなくなっている状態だと言える。
ダニエル・ゴールマン博士は、このような場面では、いかに早く対処するかが勝負だと言っている。
衝動を感じた瞬間に、別のことに気を逸らす、一旦離れてみるなど、が有効で、その対処が遅くなればなるほど衝動と同化してハイジャックされてしまうという。
衝動と反応の隙間に、上記の対処行動を選択できるかが勝負になる。

また、自己管理は、抑制や節制を伴う修行的なイメージを持ってしまいがちだが
・ネガティブな否定や抑圧ではなく
・ポジティブなチャレンジを上手くナビゲートしていくこと
だと捉えるのがよいということだ。

SBNRR

衝動を感じた時の対処の方法だ。

• 止まる Stop
• 呼吸する Breath
• 気づく Notice
• よく考える Reflect
• 対応する Respond

の頭文字をとったSBNRR。
覚え方は、シ(S)ベ(B)リアノース(N)レイル(R)ロード(R)

衝動を感じてまず、止まる
次に呼吸に意識を向け、身体のどこで衝動を感じているかに気づき
その衝動が生まれるのはどのような前提や枠組み、自身のメンタルモデルから生み出されているのかよく考える
そして、対応を見直してみる。
と言った流れだ。
1日の中で気持ちが動く時にやってみたいフレームワークだ。

また、同時に教えてもらった、嫌な感情が残っている時に有効なワークとして、

呼吸に集中しながら一定時間手を握り締め、
握りしめた手を解放させるとともに息を吐きリラックスする

というのも気持ちを手放すワークとして有効そうに感じた。

セルフコンパッション

近年注目されている概念としてセルフコンパッションを紹介いただいた。直訳すると”自己への思いやり”と言ったところだろう。
プログラムでは自分のメンターになりきって手紙を書いてみるというワークを行なった。

セルフ・コンパッションは
• マインドフルネス であること
• 同じ人間であること を意識すること
• 自己へのやさしさ を持つこと
が要点のようだ

説明の際にセルフコンパッションを用いて自己への思いやりを持ちすぎることは、甘やかしにつながるのではないかとの意見が出た。
ここで思い出したのはX理論、Y理論だ。

X理論Y理論

X理論とは「人間は本来仕事が嫌いであり、仕事をさせるには命令・強制が必要である」という考え方で性悪説的な捉え方。
一方、Y理論は「仕事をするのは人間の本性であり、自分が設定した目標に対し積極的に行動する」という考え方。性善説的な捉え方。
この理論の実証実験では、どちらも正しいことが証明されてしまったという。
つまり、X理論の立場をとって命令・強制を用いると命令・強制がないと抜け道を探して働くようになり。
Y理論の立場をとって、信頼して積極行動を促すとそのように働くようになったということだ。
どちらの立場で指示するかによって受け取り側の態度が変わりどちらも正しいことが証明されたのだ。

セルフコンパッションも同じことのように思う。
自己を肯定することで自己への信頼が高まり、文字通り自分への自信や自己信頼につながり、自信や自己信頼は他者への信頼の源泉となって駆動力となる。
他者を信頼することの始まりは、自分を信頼することでセルフコンパッションが源泉になるという考えだ。

ミニ実践法

“息を吸いながら 「私は最善を尽くしている」
息を吐きながら 「他は手放していく」.”

SIYプログラム

感想

セルフコンパッションのように自己を認め、労うことは普段できていないため、ミニ実践法で取り入れていきたい。

以上 第3日目の記録でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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