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映画AIRに見る80年代の偉大な経営者の考え方


ナイキ創業者

不意に時間が出来たので観に行った上映中の映画AIR。
ナイキのバッシュ開発の物語で、エアジョーダン世代は楽しめる作品。
中でも私が気になってしまったのは、作中に登場するナイキの創業者、フィル・ナイトさん役。
映画の中で瞑想をしていたり、仏教の格言を語ったり、内面への造詣が深そうだなぁと関心が昂まり調べてみると、スティーブ・ジョブズと同じ様に、若い時に禅に出会い、禅から大きな影響を受けていたとのこと。はじめて知りました。

二人(スティーブ・ジョブズとフィル・ナイト)は、若い時に曹洞宗の僧侶・鈴木俊隆著の『禅マインド ビギナーズ・マインド』、哲学者オイゲン・ヘリゲル著の『弓と禅』に出会い、愛読書としていた。

日経ビジネス

禅にも造詣の深いフィル・ナイトさんの自伝、SHOE DOGという書籍も面白そうです。


思い出したこと

ここで思い出したのは、シリコンバレー企業でのマインドフルネスの流行やパタゴニアやノースフェイスなどのアウトドアブランドの環境保護の考え方の根底にある「生命地域主義(バイオ・リージョナリズム)」の考え方だ。
「生命地域主義(バイオ・リージョナリズム)」は、1970年代のディープ・エコロジーの影響のもと広がった考え方。

ディープエコロジー

まずは、ディープエコロジーのご参考

「ディープ・エコロジー」は、1972年、ノルウェーの哲学者アルネ・ネスによって提唱される。(1972年、ストックホルムで開かれた国連人間環境会議の年) 1973年に発表した論文「シャロウエコロジーとディープエコロジー」において、これらの考え方を 1970年代以降の世界的なエコロジー運動の文脈のなかで再定立し、近代批判として明確に位置付けた。

ディープ・エコロジーとは

バイオリージョナリズム

そして、バイオリージョナリズムとは。

ある地域の中に存在する自然資源、および文化、歴史、技術を含めた人的資源を組み合わせながら、地域の循環型産業システムを作り、それを持続可能なものにしていく。さらにそうした地域独自の自然資源、人的資源を組み合わせて活用することにより”Only One”の価値をつくっていく。

トヨタの森 コンセプト・プログラム開発会議

これらの考え方は、日本の禅仏教にもつながりが深く、さらには、世界の流れとなりつつあるIDGs(Inner Development Goals)にもつながっている動きだと解釈できるなと。そんなことを考えさせられました。
IDGsについては、こちらの記事も是非ご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、良い週末を!

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