【パニック障害】歯医者や美容院が怖くなかった理由を考える

パニック障害って、最初に発作おこした場所や、今の言葉でいう「3密」なところ、拘束されるところが苦手になると一般的には言われます。

私が最初に発作が起きたのは、バイト先近くのスタバでした。
バイト前に母とお茶してたら、急に息ができなくなって、過呼吸になり、スタバで食べたものや飲んだものを戻してしまいました。
バイト先にちょっとヤバいという旨を伝え、欠勤させていただきました。幸い、この時はフランチャイジーがお暇だったので代わってくださいました。ある意味奇跡的。

その後、パニック障害と診断され、苦手になった主な場所は以下の通りです。

・多人数、大教室での授業
・電車
・ショッピングモール等の人混み
・密室
・大きな音や騒音、騒がしいところ

まず、外に出ることが怖くなりました。
でも、学校行って単位とらないと別の問題が発生します。
3年前期で、今学期全てとれたら、あとはゼミ(卒業研究)だけっていう状況だったので、保健室の先生方にお世話になりながら、なんとか乗りきりました。
3年前期だから、あまり規模の大きい(?)授業はさほどなかったんですが…1つだけあって…先生が好きでとってたんですが…病気には勝てず…出席とテストで評価されるから、ギリギリまで休んで、テスト頑張ってなんとか単位とりました。合格点ギリギリでしたけどね!

問題はサークルです。
当時、ジャズのビッグバンドでトロンボーンを担当しておりました。
ビッグバンドを調べていただくとわかるのですが、トロンボーンの真後ろがトランペットなんです。トランペットのデカい音×高音が怖くなりました。ビッグバンドのトランペットって、メロディーよりも合いの手でソリストに刺激を与えるようなビックリさせる音の方が多いんですね!?それがホントに怖くなったんです。
しかも吹く楽器なので、呼吸が命です。
それでサークルやめる決断しました。

※今のクラシックのオーケストラは、良い仲間にも恵まれて弾けています。これが続くといいなぁ。

さて、本題の、歯医者と美容院です。
私にとって、この2つに共通すること…

ちびっ子時代からの付き合いってことです。
もうなんでもタメ口でおしゃべりできる関係なんです。
敬語を知らない頃からの付き合いなので、今でも8割くらいタメ口で話してます。時々失礼かなって思ったりもしますが、もうそこは開き直ってます。

歯医者さんは長くても1時間いかないくらいですが、美容院の場合、私の自己最長記録は3時間半です。

なぜ、1時間半の授業がダメで、3時間半の美容院はいけるのか?

結論は人間関係でした。

自分のちびっ子時代を知る大人って、なんか特別ですよね?
話のテンションが普段とは違う感じといいますか…“こんなにちっちゃかったのにぃ〜”とか“こんなこと話すようになるなんてねぇ〜”とか。なんだかんだいって私のことをよくみてるし、覚えてるんですよね!

よき理解者とか、幼馴染でもない、何かまた違ったカテゴリーの関係性。
だから不安にならない。
それが良かったのかなと思っています。

発作のトリガーは不安だと思います。

良い人間関係は、お医者さんでもらうお薬よりも、よく効く薬なのかなぁと思います。