スマホを置いて旅に出たら2

スマホ持たず東京から下関へ!!

スマホを置いて旅にでる。なかなか勇気のいることだと思うだろうか?
でもたった10年前まではスマホを持っている人のほうがレアな存在だったはずだ。思い返すと、スマホを持っていたなかったあの時、どのようにして親は旅行の予定を立てていたのだろうか。どうやっておいしいお店を探していたのだろうか。

そんな疑問を抱きながら、朝5時半にJR池袋駅に到着。新幹線の切符を買って、品川駅まで移動。ここから新下関駅まで約五時間の列車旅がスタートする。

スマホを置いてくるということは、すなわち時間をつぶす手段がなくなるということを意味する。当然のことではあるが、SNSはもちろん、音楽やダウンロードした映画も見ることができない。

窓側に座り、景色を眺める。あとはやりすぎない程度に人間観察(笑)
そうすると今まで見れなかった新しい情報がたくさん目に入ってくることに気が付いた。移り変わる自然の風景や街並みや工場地帯の景色。どれもスマホ画面に集中していたら見ることができなかかったものだろう。

小さい子供とその両親の会話。英語を話している観光客の外国人(余談ではあるが、留学経験があるので英語がわかる)

自分でも意外だったのだが、あっという間に時間が過ぎていったのである。
中学生のころ修学旅行で、友達と席を向かい合わせにしてババ抜きをしたな。とかいろいろなことに思いをはせているとアッというまに到着。駅員さんに新下関駅よりも下関のほうが栄えていると聞き、在来線で移動。田舎あるあるの電車の本数少なすぎ問題に直面するもぼーっとする。そういう旅なのだから。

下関駅について改札を出ると、まず目に入ってくるのが、大量につるされているフグのオブジェである。普段なら動画を撮ってインスタに投稿するところだが、それもできないので、サッと見て通り過ぎる。

駅構内に観光案内所があったが、人がいなかったので、パンフレットをいくつか取って外に出る。市場が歩ける距離にあったので行ってみる。入口まで行くと、駐車場の管理の人に一般の人は入れないと言われてしまった。

当然地図だけではそんな情報を知りえるはずもなく、駅まで戻る。無駄足だった、と嘆くわけではなく、旅のだいご味だなーと思っておく。

駅に戻ると観光案内所に人がいたので、泊まる宿と飯屋を教えてもらう。最優先事項はもちろん値段。安ければ安いほど良い。カプセルホテルを提案されたのでそこに決める。駅近だったのも良かった点だ。

チェックインを済ませて、部屋に入る。机とロッカーとベット。シンプルだが、スマホなし大学生には十分すぎる。うれしいことに大浴場付きであった。先に風呂に入って、観光案内所で勧められた、地元の漁師がやっているというご飯屋さんへ行く。時間が早かったこともあって、私と別の夫婦だけ。

人生初のふぐ刺しを注文。料金は2000円。安いほうなのか??値段相場を知らないので何とも言えない。ふぐ刺しだけでは足りないと思い、鯛茶漬けも注文。ついに実食。うーん、味があんまりしない、、白い魚だからそういうものなのか??安いからなのか??ポン酢を付けたらうまい。

鯛茶漬けもうまい。うまい。

部屋に戻り、テレビをつける。東京の人が地方に行ったあるあるなのかもしれないが、テレビ番組が(特にニュース系)が一回も見たことないローカルのものである。興味がわかないので早めの就寝。スマホがないとこんなにもやることがないものなのかと実感。悪いことじゃないけどね。

マップがあれば便利なんだろうなーと思う一方で、無意識・反射的にTikTokやインスタを開かなくなったのは精神衛生的に良いことを実感として得てきている。

次回~下関から広島へ!! 海外の人多すぎの巻

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