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私のタカラヅカ入門

 今回は私の趣味である舞台鑑賞について書きます。舞台を観るというのは、なかなか心理的なハードルが高いものですよね。特に宝塚歌劇を男性が観るというのは、清水の舞台から飛び降りるレベルだと思われる方も多いと思います。

 かくいう私もそうでした。最初の1歩がなかなか出なかったのですが、今では1人で観劇するまでになりました。経験談も踏まえて、最初の1歩を踏み出すヒントをお伝えします。大きく分けると3つです。

①舞台メイクは最初のハードル
②幕が開いたら他人のことは見ていない
③有名演目を外してみよう

では、解説していきます。

①舞台メイクは最初のハードル

 タカラヅカといえば、キラキラの衣装や大きな羽飾りが有名ですよね。そして何と言っても、あのメイク!女性が「男性」「女性が理想とする女性像」を表現するために、大変独特なメイクをされます。初めて見る方は、これがなかなか受け入れにくいポイントではないでしょうか。

 かくいう私もタカラヅカ歴3年目ですが、いまだにあのメイクに「おおぅ…」と思うことがあります。いや、似合ってるんですよ!でも、自分のイメージと違うときがあるんですよ。例えば、雪組『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~は褐色メイク。和モノ(わもの)と呼ばれる作品のメイクだと、正直誰がだれかわからないことも…。

 おすすめは、舞台メイクをしていない状態のジェンヌさんを把握しておくことです。『宝塚おとめ』(プロ野球選手名鑑みたいなもの)や、『宝塚GRAPH』といった雑誌などが良いでしょう。ネットで検索してみるのも1つの手です。おそらく抵抗なく見られると思いますので「この人かっこいい(かわいい)!」と思う人を探してみてください。「推し」を見つけると、ヅカ沼入りも早いです。

ちなみに私の推し(現役生)は…

「桜木みなと」さんです!!!

 桜木さんについてはググってください。
 
 ちなみにOGでは…

「実咲凛音」さんです!!!

 女神です。こちらもググってください。


②幕が開いたら他人のことは見ていない

 「男だけれどいいのか」「どんな服装が良いんだろう」というのは、皆さんが最初に躓くところです。ですが、ハッキリと言います。

 誰もあなたのことを気にしていません(笑)


 公演中に座席で前のめりになっていて、注意されるときでもない限り、大衆の中の1人でしかないです。みんなお目当てはジェンヌさんなので、我々は気にしなくていいのです。公演中は、暗くなります。映画館で周りの人をあまり気にしないのと同じで、特別視する必要は全くありません。

 清潔なスタイルであれば大抵のことはOK。ちょっとお出かけするくらいのファッションなら問題ありません。ただ、いくつか気になるところはあります。帽子は取りましょう。盛り上げすぎた髪型も、後ろのお客様の視界の妨げになりますから控えましょう。あと、帯のある和装も注意です。結び目で座席に深く腰掛けられないこともあり、これも後ろのお客様の視界の妨げになります。悪気がないのはわかるのですが、盲点になりやすいのです。

 座席で前のめりになるのは舞台観劇では絶対にNG!

 服装や性別よりもこちらの方が、大切だったりするのです。


③有名演目を外してみよう

 これは私独自のポイントです。タカラヅカと言えば『ベルサイユのばら』『ロミオとジュリエット』『エリザベート』などが有名ですよね。こうした演目は…

 チケットが取りにくい!!!

 ヅカ沼の住人達は般若の形相でチケットを取ろうとします。もちろん、一般の方からも注目度が高いので、なかなか取れません。そして、個人的な意見ですが…

 内容のクセがすごい!!!

 ベルばらなんて言わずもがなキラッキラの世界感。①で書いたように、メイクもTheタカラヅカ!!!という感じです。エリザベートに至っては主役は黄泉の帝王(中二かよ)だし、嫁姑問題勃発するし、夫婦関係も家族関係も破綻する昼ドラ感。そう、良い意味でも悪い意味でも、有名な演目は「観るのに体力が必要」なのです。

 苦労してチケットを取ったのは良いけど、観劇してどっと疲れた…なんていうのはもったいない。タカラヅカでは、新作と名作がバランスよく公演されています。新作には新作の怖さもあるのですが、なんと言っても「気軽に観られる」というのが強みです。例えるなら、時代劇を観ているようなイメージです。

 ある意味「お決まりのパターン」があるので、暴れん坊将軍みたいに「あー、ここでお嬢さん連れ去られそう」とか「そろそろ将軍様のお出ましタイム」というように気楽に観ることができるのです!個人的な初観劇のおススメは…

 新作をB席で見る

 B席は3500円です。映画2本分と思えば、敷居も低くなるのではないでしょうか。「これくらいの値段ならぶっちゃけハズレてもいいや」と思える価格設定です。ジェンヌさんやスタッフさんたちが魂込めて創り上げる舞台なので、素晴らしいものがほとんどです。あとは好みの問題でしょう。

 ぜひぜひ、フラッと劇場に足を運んでいただいて、舞台の世界へお越しいただけると嬉しいです。


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