![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75727407/rectangle_large_type_2_725daf11bb3f76bd15953a84d9f4cdf7.png?width=1200)
Photo by
monkeyhitomi
【詩】かくれんぼ
顔すら思い出せないのに音だけが耳から離れない
絞め殺された黄昏の断末魔によく似たあの人の名
澄んだ茶色の瞳は
空間を切り裂く線香花火に囲われた
晩夏の太陽
いつも火薬の匂いがしてた
偽りの記憶が立ち上げる見ず知らずの男
手の甲にあるのはアルタイル
わし座のかたちそのもので
そこに流れる天の川に
leap of faith
したかった
できなかった
心残りだけが宙に舞い
埃だらけのディキンソンにそっと舞い降りる
I know that He exists.
かくれんぼは終わらない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?