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火星ナツミ
2022年3月21日 16:39
腕が痺れて目が覚めたしんしんと指先に残る小波の残響を聞きながら薄暗さと仄明かるさがスウィングする隙間を怪盗の足取りで駆け抜ける何十回も異世界への扉を開く私は鏡の国アリス読んだことはないけれどそれでも腕に乗った小さな毛の塊はチェシャ猫のようでなんとなく頭がクリアになった